過去ログ - ほむら「私はあなたを、助けない」阿良々木「……」
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(愛知県)
[saga]
2012/04/06(金) 23:21:39.42 ID:LK9HCvEh0
003
二人掛けのテーブルに置かれていたドーナッツの山が無残に崩れ去っていく様を見ながら、ああ里山を削られて開発されていく人の気分はこんな感じなんだと
僕はちょっとだけセンチメンタルな感傷に浸っていた。その山が削られた向こうでは口周りをチョコやら生クリームやらでトッピングした金髪少女が満足そうにしている。
最早、初期のキャラ設定など皆無だ。凄惨どころか歳相応の無邪気な笑みを浮かべている。
誰もお前が吸血鬼の成れの果てだなんて思わないだろうなぁ……。
僕はそんな忍から目線を外し、店内を観察する。
特にこの行動に意味は無いのだけれど、普段住んでいる田舎町から都会である見滝原へやって来たので自然と視線が泳いでしまう。
そんなに遅くは無いが、僕の住んでいる町だったら殆どの人間は自宅で過ごしているであろう時間だ。僕より年下であろう学生達の姿だけでも珍しい。
うーん、やっぱり都会は違うんだな。
見滝原という街自体は知識として知っていたけれど、ここまで都会っぽいとは思いもしなかった。
髪の毛を茶色に染めるだけで不良というレッテルを貼られる僕の街では考えられない色をした頭をちらほら見かけるし。
「なんじゃ、お前様。こんな所まで来て新しいロリを探しておるのか?」
「うるせえよ。この店内で誰よりもロリなのはお前だし、そもそも僕はロリコンじゃない」
ロリが好きなわけではない。八九寺が好きなだけだ。
「そう言いつつも、レジに並んでおる女子中学生に釘付けみたいじゃが……」
「別にそんな意味はないよ。ただ髪の色が珍しいだけだ」
それについては、嘘ではない。いや、それに以外は嘘だと思われるような発言だが、全て真実だ。僕は一度たりとも嘘を吐いた事がない。
現にレジに並んでいるいたいけな五人組の少女達を描写してみよう。それを見て貰えれば僕が如何わしい目で彼女達を見ていないことが判明するはずだ。
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