48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:13:43.70 ID:ypdOa8j/0
  
 澪視点 
  
  
 気が付くと自室のベッドに寝ていた。 
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:14:34.39 ID:ypdOa8j/0
  
 澪ママ「澪ちゃん、起きてたの? 具合はどう?」 
  
 澪「うん?」 
  
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:14:58.96 ID:61AtCVhv0
 IPS細胞・・・・・・IPS細胞さえ実用可能レベルにさえなれば・・・・・・ 
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:15:19.63 ID:ypdOa8j/0
  
 澪ママ「通学途中に澪ちゃんが具合悪くなったってりっちゃんから電話があって。」 
  
 澪ママ「迎えに行ったら、歩道で澪ちゃんが立ったまま気を失っていたの」 
  
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:16:04.47 ID:ypdOa8j/0
  
 澪「あ、えっと、私からお礼言っておくからさ」 
  
 澪ママ「そう。じゃあ、私は今度りっちゃんが遊びに来る時、」 
  
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:16:45.49 ID:ypdOa8j/0
  
 ママは律が大好きだ。 
 友達がいなくて本ばかり読んでいた私に最初に出来た友達の律。 
 家にばかりいた私を外に連れ出してくれた律。 
 友達の中で誕生日プレゼントを最初にくれた律。 
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:17:24.61 ID:ypdOa8j/0
  
 好きになっちゃいけなかった。 
 でも、好きにならないなんてできなかった。 
 だって、私の中はこんなにも律で溢れてる。 
 律を忘れるってことは、もう私じゃなくなっちゃうってことなんだよ。 
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:18:17.26 ID:ypdOa8j/0
  
  
 この日、私は学校を休んだ。 
 ずーっとベッドの中で過ごして、外はもう真っ暗だ。 
 いつもならそろそろ律と電話を始める時間だった。 
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:18:55.99 ID:ypdOa8j/0
  
 律に、今朝はごめんって、言い過ぎたって言ってほしい。 
 私のこと好きじゃなくてもいいから、律の隣りにいさせてほしい。 
  
 私は、そんな気持ちを律宛のメールに書きつづった。 
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:19:42.25 ID:ypdOa8j/0
  
 翌日も私は学校を休んだ。 
 軽音部のみんなからは心配のメールが次々届くのに、 
 一番欲しい律からのメールは未だ無し。 
  
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