61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:22:49.39 ID:ypdOa8j/0
ほどなくして、見慣れた背格好の女子高生が走ってきた。
あぁ、まだ顔ははっきり見えないというのに、なんでこんなに愛おしいんだろう。
心臓がドキドキと脈を打ち始める。
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:23:26.89 ID:ypdOa8j/0
澪「律、おはよ」
律「彼氏はできたのか?」
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:24:01.47 ID:ypdOa8j/0
澪「えっと……その……」
律「まだできてないのか?」
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:24:46.12 ID:ypdOa8j/0
澪「もう、律のこと諦めたよ。もう好きじゃない。気の迷いだったんだ。」
澪「身近な人を好きになっちゃうっていう、思春期特有のあれだったみたい。」
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:25:42.43 ID:ypdOa8j/0
律「本当は私、澪が好きなんだ。私と付き合ってよ」
澪「え? 本当?」
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:26:25.19 ID:ypdOa8j/0
律「……お前、なんで断らないんだよ」
澪「え?」
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:27:21.48 ID:ypdOa8j/0
学校
学校に到着したのは、一時限目が始まって少し経ってからだった。
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:27:56.08 ID:ypdOa8j/0
いちご「ねぇ、律はどこ?」
私に聞かれても困るんだけどな。
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:29:06.25 ID:ypdOa8j/0
結局、律が戻って来たのはチャイムが鳴って先生が入ってくるギリギリ前だった。
次の休み時間も、その次の休み時間も、お昼休みも、
休み時間は全てこの教室から出て行った。
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:30:02.62 ID:ypdOa8j/0
部活の時間
休もうかと思ったけど、唯に手を引かれてついつい音楽室まで来てしまった。
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/07(土) 10:31:12.41 ID:ypdOa8j/0
その時だった。勢いよくドアが開かれたのは。
ドアに背を向けていたけれど、こんな乱暴に開けるのはアイツしかいない。
私はとっさに顔を伏せた。
173Res/88.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。