過去ログ - P「学生生活でもするか!」
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941: ◆72cuWZiGoBc/[sage]
2012/10/14(日) 02:11:57.33 ID:CqpQadLAO
P「あの…」

 朝の忙しい時間帯。余裕をもって行動しているつもりだけど、あまり時間はかけられない。

貴音「話が逸れました。……私がお伝えしたかったのは、学校に着くまでの、ほんのわずかな時間だけで構いません。いま暫く、話しを聴いていただくことは出来ませんでしょうか?」

 真っ直ぐに瞳を向けて、こちらを見てくる貴音さん。
 それに圧し負けたりすることもなく、俺は、

P「お話をすること自体は構わないんですけど、道が逆方向ですよ…?」

 ただ事実を告げた。

貴音「……なんと」

 961女学院はウチを出て左。
 765高校はウチを出て右。

P「どちらかがどちらかの学校まで見送りをしてたら、確実に遅刻をすることになります」

 961と765は喧嘩でもしてるみたいに極端に離れた位置に存在しているので、迂闊なことは出来ない。

貴音「それでしたら、車で遅らせていただきます」

P「リムジン、女学院方向に向いてますけど」

 この辺りは住宅地だから、リムジンのような車が周り込める場所は中々無い。

貴音「困りました……」

美希「じゃあとりあえず今日はハニーを諦めておいて、美希たちを乗せて学校まで行っ…にゃのっ!?」

響「バカなこと言ってないで、はやくしないとバス乗り遅れるぞ」

 美希の頬を軽くつまんだ響が、俺や貴音さんなど意に介さないと言った様子でスタスタと歩き始めた。

響「…にぃに」

P「お、応?」

響「にぃにに出来ることをすればいいよ」

 立ち止まり、俺と貴音さんとを交互に見比べて、小さく笑う。そしてすぐにまた歩き出した。

 …流石いもうと。俺がひとつの案を思いついたことに感づいたのか…。

美希「にゃのぉぉー……」



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