過去ログ - 魔王「世界をまっぷたつっ!」勇者「このポンコツ!」
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43: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/04/09(月) 22:23:50.42 ID:ymWzynGY0

目が覚めると、毎度変わらず魔王の膝枕の上。
30分かけて泣きじゃくる魔王を宥めすかして何がおきたのか聞き出す事に成功した。

どうやら、詠唱を入れたせいで真空魔法が荒れ狂い、付近にいたオレと大工を巻き込んだとのこと。
うん、洋服が切れ端のようになって身体に纏わりついただけの格好になってしまっているから、そんな気はしていたんだ。
目を背けてはいるが、恐らく目が覚めるまでにじっくりと観察されたに違いない。
主に股間とか。
それが果たして異性としてか、食材としてかは触れないでおく。
だが、魔王の口元に光った涎をオレは見逃さなかった。

どうやら、魔王はオレ以外の人間はどうでもいいらしく、大工(だったもの)は散らばったままになっていた。
申し訳ないので、魔王の代わりにオレが肉片を集めて蘇生呪文を唱える。
どうでもいいが、ぼっちのオレが覚えた回復呪文がなぜ蘇生呪文と集団回復呪文だけなんだ。

ピロリロリロ♪
肉片が集まって次第に人の形を取り戻していく。
オレが生き返るときもこんな感じなんだろうか。 キモい。
おっさんに膝枕する趣味はないので、替えの服を横に置き、情けでタオルを股間にかけておいてやる。
黒光りしていてゴツく、真珠まで入っていたがオレは何も見ていない。




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