過去ログ - 【安価&コンマは未来を滅ぼす】型月&遊戯王総出演祭!【そいつはどうかな!】
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123:1 ◆hb4ws3TSKs[saga]
2012/04/29(日) 22:26:49.84 ID:I17grS740
「全く……奴の発端は悪ではないのは分かるんだが、どうしてこうも人騒がせなのかね」

ポツリと一言。
閑散としたドームの上で呟く。

「俺にはどうもよく分からないんだが……」

「士郎は知らなくても良いの。有り体に言えば、第六法なんて奇跡、アイツには過ぎたものだったって事よ」

頭を掻きながらぼやく士郎にアルクェイドが言う。
まぁ確かに―――あの男があんなにも狂ってしまった理由を話す理由はない。

例え俺達の最後に待つ未来が滅びだったとしても、今の人々を犠牲にしてまでそれを回避しようというのは少々頂けない。
先が見えないのならば尚更だ。
自分でも無責任だとは思うが―――そこは、未来の俺達(じんるい)になんとかしてもらう他無いだろう。

「私もう疲れたよ……途中でいつもの如く空気だったし……」

「さっちんは序盤戦ってたからいいじゃない! 私なんて開始直後から空想具現化でずーっと立ちっぱなしよ!?」

「アルクェイドさんは普段活躍してるじゃないですか……せっかくの出番が」シクシク

「げ、見れば空が明るくなってきてるぞ。もう夜が明けそうだ」

何はともあれ、陰鬱とした真夏の夜の悪夢の焼き直しは終わった。
これでようやく惰眠を貪れるなら、願っても無い事だ。

「―――幸いここには秋葉もいないしな」

「あ、今の聞いたわよ志貴。紛う事なく、この真祖イヤーで」

「は……?」

アルクェイドさん……もしかしてそれって?

「どうしよっかなー、妹に言いつけちゃおうかなー」

「それはどうかご勘弁を!」

「遠野くん土下座!? 軽く下座った!?」

「むぅ、何かこの光景デジャヴだ……」

こんなありふれた日常が一番だ。

「じゃあ毎朝ダッシュでブルー寮に来なさい。一緒に登下校するから」

「それは聞き捨てなりませんね真祖!」

「「シエル(先輩)!?」」

「後始末が終わったので迎えに来てみれば、早速抜けがけですか! 恥を知りなさい恥を!」

「なによー! ろくに活躍してないアンタが出しゃばるなんて、それこそ恥を知るべきだわ!」

「そうですよ先輩! 今回ばかりは「弓塚さんは黙ってなさい」ひぅ」

「裏方に徹する私に「活躍してない」? 馬鹿言ってるんじゃありません。そこで魔法カード《教員権限》を発動します」

「ハイセンス」

「遠野くんは教員寮、具体的に言うと私の部屋に止まりなさい。これは命令です!」

「な―――なななななぁんですってーーー!?」

「勘違いしないで下さい! これは教育的指導です、素行の悪い学生の観察処分です!」

「遠野くぅーん……!」

あー、早くも挫けそう。

―――――――――――――――

「くしゅっ」

「あら、お風邪? それとも誰かの噂ですか秋葉様ー?」

「姉さん、しっ……!」

「何か兄さんに悪い虫がついているような……」


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