過去ログ - 【安価＆コンマは未来を滅ぼす】型月＆遊戯王総出演祭！【そいつはどうかな！】
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365:1 ◆hb4ws3TSKs[saga]
2012/05/18(金) 19:32:49.98 ID:6OMas2lf0
「へぇ、ブルー寮の部屋には初めて入ったけどかなり広いんだな」

ドアを閉じて鍵を閉めながら士郎が呟く。
それに、

「私は、もっと小さくても構わないのですが」

彼の独白を自分への問いかけと思ったのか、セイバーが続けて答える。

だが返答は無い。
彼は言葉も発さずに淡々と部屋を調べている。

……彼女の中では彼は最も信用に値する人物なのだが、流石にここまでくまなく家探しされてはプライベートというものが無い。
たまらず声をかける。

「あの、士郎……？」

「ん？」

「一体何を―――」

しているのですか、と言い切る前に、こちらの言葉を遮って彼は答える。

「ああ、この部屋、防音設備もされてるんだなと思ってさ」

それは確かにその通りである。
ブルー生の部屋は他の寮のそれとは一線を画しており、設備面に関してはそこいらのホテルにも引けを取らない程だ。

例えば、各種オーディオ機器。
例えば、シャワールーム。
例えば、個人用のパソコン。

他の寮には無い物がたくさんある―――彼女にはどれもあまり関係ないのだが。
しかし、今それがどうしたというのか。

「これならよっぽどの事がない限り、何をしてもバレないだろ？」

「、あ―――」

「じゃ、シャワー浴びようか」

なすがまま、彼に手を引かれて行く。

こういう事に関してはつくづく自分は鈍感だ。
そう思うセイバーだった。


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