過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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128: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/07/04(水) 00:08:09.46 ID:kuWO4JrMo
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女戦士「・・・・・・。」
大岩≪・・・≫

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黒竜「・・・人間は無駄な経路通る事が好きなのか?」

女僧侶「え?い、いえそんな事はございませんよ?」

黒竜「そうか・・・。まぁ、私達より寿命がはるかに短いのだから仕方がないのかもしれないな。」

女僧侶「・・・そんなに無駄が多いのでしょうか。」

黒竜「うむ。単純な魔法にも短縮できる経路がある。そもそも人間は残留魔力の流用をほぼしていない。」
黒竜「それと詠唱に頼りすぎるところが見られる。発声より魔力操作の方が早い。人間はまだまだ魔力操作がへたくそのようだな。」

女僧侶「そ、そうですか・・・。」

黒竜「あぁ、うむ・・・、しかし別段人間が阿呆と言っているわけでもない。まだまだ・・・そうだな発展途上と言った所だ。」
黒竜「私の知識を使えばすぐにでも改良する事が出来るさ。うむ。」

女僧侶「すいません、気を使っていただいて・・・。」

黒竜「なに、確かに無駄も多いがよい発想も多く、聞いてるだけで愉快なのも事実だ。さ、次の魔法を教えておくれ。」

女僧侶「は、はい。えっと・・・」

赤竜「なー、まだ新しい酒は出来んのか?」

黒竜「何回目だその質問は。何度も行ったが茶が居なければフラスコを取り出すことが出来ない。故に茶を探してこいと言ったはず。」

赤竜「アイツは時たま地面の奥底で昼寝をするではないか!探しようがない!」

黒竜「分かっているのならば大人しく待っていろ。今私は人間とお話ししているのだ。」

赤竜「うーむむ・・・そうだ!」
ズガズガズガズガ

黒竜「・・・まぁた何か厄介ごとを思いついたのか。」

女僧侶「大丈夫なのですか?放って置いて。」

黒竜「アイツは放って置くか一緒に遊ぶか2つに1つしか選べない奴だ。止めようとするととばっちりが来る。」

女僧侶「は、はぁ・・・。」

黒竜「一緒に居るだけで愉快なのも事実だが、時たま厄介なのもまた事実。あいつはあいつで己の退屈と戦っている。」
黒竜「暇とは病の様なものだ。とても厄介な事だ。」

女僧侶「暇とは病、ですか・・・。」

黒竜「うむ。人間にも、暇を持て余した存在がいるらしいな。そこは人も竜も変わらないようだ。」
黒竜「もっとも、人間の様に同族を殺そうとはしないがな。」

女僧侶「・・・・・・。」

黒竜「あぁ、うん、すまん。なに、人間がそういった奴らばかりではない事は知っている。そこは竜も人も一緒だ。」
黒竜「さぁ、次の魔法を教えておくれ。」

女僧侶「は、はい、わかりました。次は・・・そうですね、汎用攻撃魔法をお願いします。」

黒竜「うむ。」


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