過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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190: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/08/15(水) 00:22:41.64 ID:CUb/CEy9o
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1106「おはよー」
1107「おはよー」

勇者「・・・あぁ、おはよう。今日はいつもより早いが、何か用事か?」

1106「これー。」
1107「はい。」

封筒≪スッ≫

勇者「?・・・これは、手紙か。」

1106「今読まないでね。」
1107「中身は秘密なの。」

勇者「はは、いつのまに・・・。ヒトヤ当てのも既に書いたのか?」

1106「まだ。起きてから書くの。だけど・・・」
1107「だいじょうぶかなぁ・・・。」

勇者「大丈夫だ。ひと達は真面目に勉強していたし、俺から見て上達も早かった。気持ちを伝えられるような文章を書けるようになっているはずさ。」
勇者「ヒトヤも驚くだろうな。」

1106「うんー、まだ何書くか悩んでるけど・・・」
1107「頑張って書くの!」

勇者「あぁ、そうするといい。俺もこの手紙の中身を楽しみにしておくよ。用はこれだけか?」

1106「ううん。あともういっこお手紙があるの。」
1107「今日は私達が書いたお手紙とこっちのお手紙を渡しに来たの。」

勇者「もう一つの手紙・・・?」

両方「剣のお姉ちゃんなの。」
紙切れ≪スッ≫

勇者「戦士から・・・?読んでもいいか?」

1106「・・・うん。」
1107「・・・平気。」

紙切れ≪カサッ≫

『約束を果たせ』
『明日すぐに、ナイフを抜いて』
『迎えに来い』

勇者「・・・これは・・・・・・。」

1106「・・・怖かったの。」
1107「ねぇ、どうしても、必要な事なの?」

勇者「・・・・・・戦士が、必要だというのなら、そうなんだろう。」
勇者「殺し合い・・・か。出足が鈍らなければ、いいんだが・・・。」

1106「・・・。」
1107「・・・。」

勇者「ありがとうひと達。俺も、精神統一しておこう。」

1106「・・・。」
1107「・・・。」

勇者「大丈夫だ。俺が相手をする限り、どちらも死なない。」

1106「・・・じゃぁ、」
1107「・・・じゃぁ。」

1106「明日の夜に、」
1107「また会おうね。」

勇者「あぁ。また、な。」
勇者「・・・・・・・・・・・・。」


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