過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/08/15(水) 00:35:56.25 ID:CUb/CEy9o
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医者「はいはい一部深いねー。こりゃぁ人につけられた傷だろぉ? そうだろ。」
勇者「えぇ、まぁ。」
医者「やっぱねー。かなり鋭い切れ味を持った剣だな。こりゃーえっとー・・・手術が必要だなー。」
継子「しゅじゅつ?」
医者「といってもなー。俺は病理学が専門だしなー手術なんてほぼ必要ねぇし・・・。」
勇者「手術というのは簡単に言えば怪我を直しやすくするための方法だね。」
継子「へー。」
勇者「大概は魔法で治るからあまり必要ないんだけど、回復魔法が利かない人達が居て、その人達には必要なんだ。」
医者「ようしってるね! そう、俺は病気を治すのが専門なのさ! 医者って言ったら俺見たいなのか薬理学のどっちかだよ、うん。」
医者「しゃぁないね。紹介状書くから町の方の病院いってくんない?」
勇者「町の方、ですか。」
医者「そー、そっちで魔法使えない人用の病院あっからさ。怪我専門の珍しい研究病棟。腹の中の血もそっちのが手馴れてるでしょ。」
医者「とりあえず消毒ぶっかけて包帯まきなおすからなー。ほら起きろ起きろ。」
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城壁内門
兵士「止まってー。身分証明お願いしますー。」
勇者「身分証明・・・。」
継子「はい!」
認識章≪・・・≫
兵士「またお出かけかい? あんまり抜け出してるとこわーい婦長に怒られっちまうぞー。」
継子「えー?優しいよー。」
兵士「物怖じしねぇなー。ほら、そっちの仮面の人も。」
勇者「・・・貰っていないな。」
兵士「? そりゃおかしいねー。認識章無いと入れないから中に居るって事は絶対発行されてるぜー? 不法侵入でもしたか?」
勇者「・・・前ここを通った時は素通りだったからな。」
兵士「決まりなんでねー、あんた拘束させてもらうけどいい?」
継子「えっ、この人私のお父さんだから・・・ダメ?」
兵士「う・・・だ、だめー。流石にこれ見逃すと怒られちまう。まぁ伝声管で聞くから悪い事してなきゃすぐ解放されるよ。はい手を後ろに回して。」
婦長「お待ちなさい。」
兵士「っ! は、はい!」
ビシ!
勇者「婦長さん。」
継子「ふちょーさん。」
婦長「こちらがこの方の認識章になります。お通しを。」
兵士「か、確認させていただきます! ・・・って、え!か、加護者殿でしたか! こ、これは失礼を・・・!」
婦長「顔馴染みが良く通るとはいえ砕けた言葉遣いは感心しません。職務の一部なのですからこれからは厳格で粛々とした門を預かる責任者としての・・・」
兵士「は、はっ! 申し訳ございません! こ、これからはぁ厳正に職務に励ませていただく所存であります!」
婦長「・・・小言はまた今度に致しましょう。加護者様、このようにお城から出る時入る時には、認識章提示を要求されます。」
婦長「これにより入場者などの状況を把握しています。問題発生時に速やかに原因を探る為の決まりですので、ご了承くださいませ。」
勇者「えぇ、わかりました。すいません、出る前に一言かけるべきでした。」
婦長「いえ、こちらの不手際です。さて・・・お嬢様。」
継子「うっ・・・。」
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