過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/08/15(水) 00:37:09.89 ID:CUb/CEy9o
継子「一回お城の中で槍を突き付けられたって言ってて、それからこっちに来てくれなくて・・・。」
兵士「まぁーったくどこのどいつだか知りませんが子供怖がらせるなんてひっでぇ奴ですよ。兵士の風上にも置けませんよ。」
兵士「なのに城内兵士に任命されてるんですからね納得いかねー。」
文官「前半は賛同しますが後半はただの僻みでは?」
兵士「失礼しましたー!! ってなんだ、文官様ですか。」
勇者「あなたは・・・。」
継子「文官のおねーさん!」
文官「お久しぶりですね加護者様。改めて自己紹介させて頂きます。普段は城内大文献室の文官を担っています、今回町の案内を仰せつかりました。」
文官「よろしくお願いしますね。」
ニコリ
兵士「・・・っ!!!」
勇者「えぇ、よろしくお願いします。」
継子「よろしくね!」
文官「さて、西町にある専門病棟でしたね。少々距離がありますので、外門前に馬車を待たせてあります。」
文官「城内門管理官さん?これが私の認識章です。よろしいですか?」
兵士「う、うーっす。確認しました。どうぞお通りをー。」
文官「では行きましょう加護者様。」
勇者「えぇ。」
継子「やったーおでかけー。」
スタスタスタ
兵士「・・・大ニュースだぜ!」
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馬車内
勇者(内門の彼、出ていく時すごい顔をしていたな。)
継子「わーすごい。お父さん見て!お外が流れてく!」
勇者「はは、そうだね。あまり馬車には乗らないのかい?」
継子「うんー。いっつも歩いてお出かけする。」
勇者(楽しそうだな。外の景色に夢中だ。)
文官「加護者様、お怪我をしたと伺っていますが、平気なのですか?」
勇者「少し腹を切られただけで重傷ではありませんからね。」
勇者(息をするだけで痛むが。)
文官「そうなのですか。軽く済んでよかったですね。」
勇者「えぇ、幸いでした。」
文官「前王様も、心配なされていましたよ。医務室に向かって、入れ違いになったらしく残念がっておられました。」
勇者「そうだったのですか、それは私も残念です。挨拶くらいしていくべきだったのでしょうね・・・。」
文官「しかたありませんよ。怪我の処置を優先すべきですから。」
勇者「お気遣いありがとうございます。所で・・・私がいない間のこの子の様子はどうでしたか?」
文官「そうですね。・・・最初の頃はお城にも慣れてなく、意気消沈した様子で、自室から出てこなかったり等有りましたけど、そのうち外に遊びに出かける位には元気になりましたよ。」
勇者「やはり、寂しがっていましたか・・・。」
文官「最初だけですよ。2〜3日で気を取り直して、今ではお城のマスコットです。」
勇者「はは、少々気にかかっていたのですが、それならばよかった。皆さんにはご迷惑をお掛けし通しで・・・」
文官「いえ、僭越ながら私がこの子の教育係に任命されたのですけど、最近はお勉強の時間が楽しみで、」
文官「むしろこちらがお礼を言いたいくらいですよ。」
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