過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/08/15(水) 00:38:44.58 ID:CUb/CEy9o
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外科専門研究病棟
受付「こんにちわ、初診ですか?」
文官「王城から特別な要請で赴きました。こちらの紹介状をお読みください。」
受付「はい、確認いたしますので、待合室で少々お待ちくださいませ。」
継子「人おおいね。」
勇者「そうだね。魔力無人間だけが対象だから、少ないかと思っていたけど・・・」
勇者(溢れているとまでは行かないが、それなりに人が多い。順番待ちしていたら、陽が暮れてしまいそうだな。)
文官「外科病院はここだけですから、国全土から人が集まってくるのですよ。」
勇者「そうなのですか。なるほど。」
文官「昔に比べて国の人口も増えましたから、実数がどんどん増えているのが実状ですね。」
勇者(本で読んだ限り、魔力無人間は通常の人間に比べ、肉体的に劣っている事が多いらしい。国の観点から考えれば、あまり好ましい事ではないのだろうな。)
文官「人口が多いので、現王がそろそろ国壁拡張に手を付けるべきだと提案しているのですが、未だ反対多数ですね。確かに人口を考えると広げるべきだと思うのですけど・・・」
継子「けど?」
文官「まだまだ難しいかなーってたくさんの人達が言ってるんですよ。おじさんもそこは認めてるけど、準備は進めるべきだって言ってるんですよね。」
文官「魔王の影響がそこかしこから報告されてるし、魔王が居なくなるまでどれだけかかるかも分からないから、時期尚早だという声が多いです。」
継子「ふーん?」
勇者「確かに準備にも人員を裂かなくてはいけませんし、国壁の材料も保存する土地が必要ですしね。魔王がいついなくなるか分からない今の状況では時期じゃないという事も納得できます。」
文官「それが一般的な意見かと思いますけど、現王は魔王を甘く見ているのか、大丈夫だというばかりで・・・。」
勇者「そ、それは・・・一介の王としてはその・・・」
文官「無鉄砲ですよ、考え足らずです。まず安全確保が我が国の前提で有るはずなのにあの人はそのあたりを考えてないというか・・・。」
勇者「・・・街中で言う事ではないのでは?」
文官「あ、そうですね。すいません。つい口を・・・」
継子「でもおじさん優しいよー?」
文官「その点には同意できるけど、改革を急ぎ過ぎてる節もあるんですよ。国の為を思っているのは伝わるのですけど・・・」
受付「紹介状を持ってこられた方ー」
文官「あ、はい。」
受付「第一処置室にお進みください。廊下に入り奥の通路右です。」
文官「了解いたしました。忙しい中感謝いたします。」
受付「いえいえ、お国の為に働いている方々を診られるなど光栄な事です。先生がお待ちですのでどうぞ。」
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