過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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221: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/08/15(水) 00:46:49.59 ID:CUb/CEy9o
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第一処置室待機室

兵士「失礼します!」
扉≪ガチャン!≫

兵士「有力な足取りが見つかりましたよ!!」

文官「本当ですか?」

兵士「えぇ! 酒屋の店員から特徴が合致するような子が買い物に来たと言う情報を聞けたそうです!」
兵士「買っていったものは複数の高級酒とオレンジジュース! その後は知り合いの果物屋を紹介したとのことで今足取りを追っています!」

勇者「・・・だいたいどのぐらい前の事か分かりますか?」

兵士「大よそ2時間前とのことです!。」

勇者(・・・だとしたらもう買い物が終わっていてもおかしくないな。ひょっこり帰ってきそうな・・・・・・。)

文官「御苦労さまです。すいませんわざわざ勤務時間内に・・・」

兵士「いえいえ!迷子を捜すのも仕事の一つでありますから!ではまた情報が得られ次第報告に来ます!失礼します!」

扉≪ガチャン≫

扉≪ガチャ≫

医師「あわただしいなー、経過見に来たよ。」

勇者「そろそろ抜けますか?」

医師「・・・んー、ま、大丈夫でしょうね。最初は違和感あるかもしんないけど2日もすれば収まると思いますよ。」
医師「抜きますよっと!」
ズリュ!

勇者「・・・。」
勇者(・・・痛い)

医師「局部回復魔法小」

勇者「・・・」

医師「はい治療完了でーす。受付にこの札渡してください。本日は御来院ありがとうございましたー。」

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受付「支払いはお城の方に請求しておきますねー。本日はありがとうございました。」

勇者「どうもありがとうございました。・・・さて、」
勇者「私も探しにいってくるとしましょう。貴方はここで待っていていただいてもよろしいでしょうか。」

文官「あ、はい。もしかしたら、ここに戻ってくるかも知れませんからね。了解しました。」

勇者「お願いします。」

扉≪ガラン!≫
兵士「っと、加護者殿治療が終わられましたか!」

勇者「えぇ。これから私も探しに行ってきます。」

兵士「なるほど了解しました!では・・・すいません此処は地図ありますか!?」
受付「ありますよー、どうぞ。」
兵士「お借りします!・・・・・・・・あの子の足取りをここまで掴めました!ご確認ください!」

勇者「拝見します。・・・」

勇者(高級時計店、路地から離れた酒屋、大通り交差点に面する果物屋、かなり入り組んだ場所にある薬屋・・・。)
勇者(薬屋で足取りが分からなくなっているようだな。何か有ったか?)

勇者(度々あの子は一人で遊びに行って一人で帰ってくるのだし道を記憶する力は有るだろう。薬屋までの道で覚えきれなくなったか?)

勇者(なんにせよ急ごう。この路地を中心に探す。)

勇者「地図を借りて行っても?」

受付「普段使わないんで全然構いませんよー。」
兵士「落書きしてしまったので後で弁償します!お気になさらず!」


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