過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/08/15(水) 02:19:56.93 ID:CUb/CEy9o
王「・・・なるほど。前王や、俺達の国の魔導師を頼らなかったのは、なまじ本による知識があって現時点での人間の限界が見えていたからか。」
王「自分が母と慕う者を、自分の手で喋ることも出来ぬ石くれに変えたと。」
王「足りん、足りんなぁ。」
勇者「・・・?」
王「気持ちの吐露が足りん。敬語で締めたのが証拠だ。」
勇者「・・・すいません。」
王「ふん、ほれ。」
ポイ
勇者「・・・。」
グラス≪パシ≫
ガタ!
王「・・・。」
スタスタスタ
王「飲め。」
瓶≪ジョボジョボジョボ≫
勇者「・・・。」
グラス≪ジョボジョボジョボ・・・≫
グラス≪・・・≫
勇者「・・・・・・。」
王「どうした、魔王に挑むことに物怖じしない癖に、初めての酒は物怖じするのか。」
勇者「・・・・・・。」
王「それとも一人では飲めぬか。まだ乾杯はしないぞ。」
瓶≪チャポン≫
王「・・・」
グビ、グビ、グビ・・・
勇者「・・・っ」
グラス≪チャプ≫
ゴクゴクゴクゴク・・・
勇者「くっ・・・。」
勇者(・・・不味い。)
王「はっはっはっ、別に杯を飲み干す必要も無かったのに。」
勇者「・・・酒は料理によく使いますが、こんな味をしていたのですね・・・。」
王「顔に出ているぞ。こんなものを好む奴が理解できないとな。」
勇者「そんな事は・・・。」
王「お前は今こんな奴が一国の王だとは信じられないと思っているだろう。」
勇者「い、いえ・・・。」
王「酒は人を曝け出す。この荒っぽいのが私の本質だ。」
王「良くも悪くも、今日は酔いすぎている。なぁ兄弟。」
王「お前はいつ酔っぱらうのだ?」
勇者「・・・。」
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