過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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39: ◆SHpOT25On.[sage]
2012/05/04(金) 03:17:40.25 ID:4mhxZ8olo
白龍「大きさはこのフラスコを作った時と同じだね。全く一体どこに置いておくつもりなのか・・・。」

女僧侶「ここまで大きく地面を動かせるなんて・・・。」

勇者「フラスコを作るという事だが硝子はどうするのだろうか?」

白龍「ふむ。今まさにどうにかしようとしている所だよ。見ているといい。」


茶竜「グオオオオ!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!
ズゴン!

勇者(・・・岩?)

黒竜「スゥー・・・」
黒竜「オオオオオオオオオ・・・」
ゴオオオオオ・・・

大岩≪ガギ、ガギギギギ・・・≫

岩≪ゴト!≫
白い岩≪ゴト!≫
白い岩≪ゴトン!≫

女僧侶「え?」

勇者「わ、別れた・・・?」

白龍「見ての通り黒は物を分ける息を吐く事が出来る。黒が作る硝子は石から取り出した物を複数合わせる。」

白龍「合わせるのは赤がやる。赤が適度に本気の息を吐くことで溶かし混ぜ、あの型に流し込む。」

女僧侶「ガラスとはそう作るのですね・・・。私は作り方も何も知りませんでした。」
勇者「・・・しかしそれだけではガラス内に気泡が出来てしまうのではないか?そうなると著しく強度が下がると思うが・・・。」

白龍「ふむ。確かに初めてフラスコを作る時は黒も同じような事を言っていた。しかしその問題は解決済みだ。」

白龍「緑が真空を作り出しその中で作業をすることにより、空気の侵入を防いでいる。」

勇者「・・・なるほど。」
勇者(作業工程すべてに呆れるくらいの膨大な魔翌力が必要な力技が用いられている。人が真似できる部分が一つもないな。)

白龍「今日はもう酒はお預けかな。聞きたい事は有るかな?」

女僧侶「あ、え、えっとですね・・・。」

白龍「・・・出来たら聞きに来るといい。私は・・・そういえば君たちのお仲間が私の居場所を取ってしまっていたね。」

女僧侶「あ、す、すいません。」

白龍「気にしないでいいよ。目をつむればすぐ去る大事な客。気にせず使ってくれていい。・・・私は日の当たる何処かに居る。見当たらなければ水の中に居るだろう。」

白龍「それと、出来るだけあそこには近づかない方がいい。私たちの息、特に黒の息だが、人間さんが触れてしまうと死は免れないだろうね。」
白龍「小さな人間さんは緑が気にかけてはいるが、出来るだけ離れさせて置くことをお勧めしよう。」

白龍「ではね。」
川≪サバァ!ザザザザ・・・≫


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