過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
1- 20
54: ◆SHpOT25On.[sage]
2012/05/04(金) 03:28:29.20 ID:4mhxZ8olo

――――――――――――――――――――――――
朝 夜明け

勇者「・・・。」
パチ

勇者「・・・。」
チラリ

女僧侶「スゥ・・・スゥ・・・」
女魔法「・・・・・・スゥ、・・・・・・スゥ」

勇者(・・・腕を枕にされてしまっている。まぁ、いいか。)

勇者(今は・・・どのぐらいだろうか。習慣通りなら今は夜明けごろだが・・・。)
勇者(空の色から察するにだいたいその程度だろうな。しかし岸壁に覆われているせいでかなり暗い。)
勇者(火山の所為だからだろうか、あまり夜に冷え込まなかったな。草の上に寝っころがっても気持ちよさそうだ。)

勇者(さて・・・・・・俺はどういった努力をするべきだろうか。攻撃翌力が俺にはほぼない。魔法剣を使えば威力を上げる事は出来るが・・・)
勇者(それでも足りないだろう。攻撃翌力において考えるなら俺はこのパーティで僧侶の次に低い。俺だけの特異性を生かすなら、やはり足の速さ。)

勇者(そうなると遊撃が一番適所だ。囮として立ち回るのが戦士や魔法を生かす上で重要になってくるが、攻撃翌力が無い相手に気を回すか?)
勇者(最初の間はある程度反応してくれるかもしれない。しかし慣れてくれば俺を脅威と取らなくなり脅威になりかねない2人を狙いだすだろう。)
勇者(ある程度、俺にも攻撃翌力が必要だ。相手に傷を負わす程度の攻撃翌力。それを得るには・・・やはり魔法をよく知る事、か。)

勇者(もしくはもっと強い武器を使うかだが、俺の長所を殺さずに扱える武器が有るのかどうか・・・。大前提に軽さが必要だ。俺には腕力が無い。)
勇者(重さのない武器か・・・なにかあるか・・・?)

勇者(戦士・・・とても高い集中力を感じる。悪いな、無茶振りをしてしまった。しかし、絶対的な攻撃翌力はどうしても必要だ。)
勇者(アイツに勝つにはどうしても、必要な事だ。何とかして屈服させなければ。)

勇者(俺の目的、旅に出た理由。)

勇者(絶対に、成し遂げる。)

――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――


白龍「魔翌力による現象変換はそもそもが」
女魔法「魔法と魔法による現象の関係は」
白龍「そもそも魔法とは」
女魔法「だとするなら魔法場を作り出すことも可能で」


女僧侶「・・・」
服≪じゃぶじゃぶじゃぶ≫

勇者「手伝おうか?」

女僧侶「え?あ、いえ平気です。・・・というか勇者様?女性の服を触りたいのですか?」

勇者「え?あ、い、いや。別にそんなつもりじゃ・・・」

女僧侶「そうですねぇ、その気持ちは当然の事だそうですから攻めれませんねぇ。誰かが言っていたのですけれど、男とは元来そういった存在で、その感情こそが男であると。」

勇者「いや、俺は・・・」

女僧侶「私はむしろ勇者様がそういった感情を抱いたというのが何やら嬉しいですよ。確かに気恥ずかしいのですが、同時に何か嬉しさを感じます。前までは私達に対していったいどんな感情を持っているかも分からなかったですから。」

勇者「・・・。」

女僧侶「折角だからお言葉に甘えて手伝ってもらいましょうか。ほら勇者様?こちらの洗濯物をお願いします。」

勇者「い、いや、」

女僧侶「さ、残りは・・・あら私の衣服ですね。あらあら、さ、流石に恥ずかしいですけど、御好意を無碍にするのはよくないですね。」

勇者「お、俺は・・・」
勇者(白龍は魔法につきっきりだし黒竜も僧侶が相談するようだ。だとするなら・・・青竜だ。)

勇者「俺は青いドラゴンに話を聞いてくる。な、何かあったら呼んでくれ。」
ズザっ!ざっざっざっ
女僧侶「ふふ、はいわかりました、いってらっしゃいませ。」

女僧侶「・・・うーん、目と口元だけとはいえあの人の顔を見れるのは嬉しいな。ついからかいたくなっちゃうなぁ・・・。」
洗濯物≪バサッバサッ≫


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
625Res/707.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice