過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2013/03/18(月) 02:22:45.71 ID:3z/IA00wo
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声「起きなさい。」
ガスッ!
声「だ、だれだ!?」
声「黒が作った存在が、低質量で音速の2倍程度の飛行体にぶつかった程度で破壊されるわけがないわ。早く起きなさい。」
女商人「うっ・・・?」
声「っ商人!? 聞こえるか?! 異常は?!」
女商人「へ、へいき、です。 ごめんなさい勇者さま、ごめいわく、を・・・」
勇者「よかった・・・!」
女商人「あ、あれ? 勇者さまもしかして目が・・・!?」
勇者「大丈夫だ、強烈な光で一時的に目が焼けているだけ・・・」
?「見せなさい。」
グィ
勇者「うおっ?!」
グキ
女商人「あ、あの・・・?」
?「・・・確かに問題は無いわね。」
勇者「商人、俺は目が見えない。俺の頭を固定している人は一体誰なんだ? 敵では無いようだが・・・。」
女商人「す、すいません。わからないです。あの、貴方は一体・・・。」
?「私の声を忘れてしまったのかしら。相変わらず物覚えが悪い子ね。」
勇者「え・・・?」
女商人「・・・?」
?「貴方が知っている私の情報は、声だけのはずよ。良く思い出しなさい。」
勇者「ま、まさか・・・お母さん、ですか?」
女商人「えっ!? と言う事は・・・」
女商人(物質属性のエレメンタル・・・。勇者さまの、育ての親。)
土「そう呼ばれるのも随分久しぶりね。」
勇者「そんな・・・! お母さん、俺は!」
土「馬鹿な子ね、本当に。 貴方とはずっと一緒だったけど、何度もそう思ったもの。」
土「でも今回の戦いは少し良かったわ。ようやく貴方も複数の優先順位が出来たのね。」
女商人「えっ?」
勇者「お、俺は・・・。」
土「次は出来るなら命を奪えるといいわね。それが最も合理的だものね。」
女商人「あ、あの、どういう事ですか・・・?」
土「貴方が寝てる間に勇者は手早く相手の行動能力を削いだ。つまり、」
土「両方の足を砕いたのよ。相手に対策の為の時間を与えなかったわ。」
女商人「勇者さま、が・・・?」
勇者「・・・っ。」
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