過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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556: ◆SHpOT25On.[saga]
2013/03/18(月) 02:31:00.66 ID:3z/IA00wo

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出発 → 6日目

馬「・・・」
カッポカッポ

勇者「・・・。」

女商人(体温36.7度 脈拍82)
女商人(・・・脈拍が平常時より高値を維持している。)

女商人「勇者さま、疲れていませんか?」

勇者「平気だ。」

土「・・・。」
ふわふわ

女商人「・・・。」
女商人(勇者さまは強がりだから、不調だったとしても教えてくれないだろうな・・・。)
女商人(・・・発汗量も可能な限り情報を纏めておこう。皮膚の血流量も、私の性能だと難しいけど、なんとか割り出そう。)
女商人(少しでも、勇者さまを助けなきゃ・・・。こうやって背中に身を預けていれば、血圧もなんとか・・・)

女商人「・・・あったかい・・・・・・。」ボソ

勇者「・・・どうした?」

女商人「あ、い、いえ! なんでもありま」
女商人「っ!」
ドンッ!

勇者「うお!」
ズルッ! ドサッ!

女商人「・・・っ!」
腕≪ドジュウウウウウ・・・!≫

勇者「っ、商人!? 腕から煙が・・・!」

土「大地鳴動」

巨大壁≪ズズゥゥン!!≫

土「・・・驚いたわ。私にも関知出来ない距離からの攻撃よ。攻撃方法は分かった?」

女商人「・・・っ、光、です。離れていたためにいつ射程に転送してきたか分かりませんでしたが、攻撃の際に多量の魔力を感知しました。」
女商人「光魔法は、見えたら既に当たっています。この威力は、勇者さまだと当たり所に寄れば死んでしまいます。」

勇者「すぐに回復魔法を・・・」

女商人「平気です! 痛みは一定量以上で遮断されて不快程度にとどまります! それより敵を警戒してください!」

勇者「し、しかし・・・」

女商人「擬人部分にしか影響はありませんから!」
土「大地鳴動」

巨大壁≪ゴゴゴゴゴ≫

巨大壁≪ズズズズ≫

巨大壁≪ズズン≫

土「入り組んだ岩場を形成したわ。これで全方位からの狙撃は心配ないはずよ。安心して治療されなさい。」

女商人「あっ、ご、ごめんなさい・・・。」
勇者「回復魔法中」

女商人(自分で治せる訳じゃないけど、本当に大丈夫なのに・・・。)


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