過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いをかけたけどやっと対面できそうだ」
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56: ◆SHpOT25On.[sage]
2012/05/04(金) 03:29:42.13 ID:4mhxZ8olo
赤竜「いくぞおおおお」
青竜「人間離れて!」

勇者「っ!」
ズダッ!


赤竜「・・・!」
青竜「・・・!!・・・!」

勇者(・・・っ!?なんだ?なんともない?・・・いや、音が全くしない!明らかに争っているのに・・・)

緑竜「全く面倒を掛けるな人間。」
ズシャ ズシャ

勇者「っ!緑色のドラゴン!」

緑竜「ひとつ忠告しよう。あいつらがじゃれあい始めたらどんな事情が有ろうと急いで離れた方がいいぞ。」

勇者「あ、ありがとう、助けてくれたのか。」

緑竜「・・・・・・いや?別に助けたというわけではない。あいつらは分かりやすく属性が相対しているため本気で遊ぶことがたまにあるのだ。」
緑竜「その時に木々を守るのが私の役目と、それだけだ。」

勇者「なるほど、木が無くなると困るだろうしな。」
勇者(ならば俺を放って置いても問題は無かっただろうに。)

緑竜「あぁ、全く持って困る。あの馬鹿二人は私たちの苦労を全く知らん。厄介な奴らだ。」
勇者(馬鹿二人の内約には青ドラゴンは含まれていないだろうな。)

勇者「・・・俺は今真空の膜につつまれているのか?」

緑竜「御名答だ。膜に触れても何ら影響はないが、外に出ると半身が凍り半身が炭になる。出たければ出てもいいぞ。」

勇者「これだけ離れても影響が有るのか・・・。」

緑竜「伊達に図体はデカくないのだよ。まぁ、本気と言いながら今回はそこまで本気では無いようだがな。」

勇者「そうなのか?」

緑竜「確かにあいつは馬鹿で阿呆で間抜けの三拍子揃いの上、粗暴で身勝手で他者を玩具程度にしか思っていない自己中心的な奴のように人間には見えるだろう。」

勇者「いや別にそんな事は・・・」

緑竜「しかしそれらは事実として、あいつの小さい脳みそにも一応ながら思いやりというのも少しばかり存在はするのだ。私達他のドラゴンへの信頼の押しつけも然りだ。」
緑竜「あいつが本気を出せば周りの岩が溶岩と化すほど強い熱気が噴き出す。その場合この程度の距離では人間は一瞬で消し炭だ。」

勇者「・・・恐ろしい力だな。」
勇者(一応俺を気遣ってはいるのか。)

緑竜「人間にとってはそうだろうな。」

勇者「・・・。」
勇者(・・・真空魔法を使えば、熱を遮断できる。)
勇者(しかし、剣自体を熱くする方法にはこの手段は使えない。物質の熱伝達を止める方法・・・。)

緑竜「それで?お前はこいつらに何を聞きに来たんだ?」

勇者「あ、あぁ。いや、物質に使用する魔法について聞きに来たんだが・・・」

緑竜「物質に使用する魔法?具体的にはどういったものだ。」

勇者「見せよう。」
シュラン

勇者「剣加熱魔法」
ゴオオ!

緑竜「ほう。」

勇者「これは一番単純な魔法剣だ。刀身の先を温めている。」
勇者「しかしこの魔法は時間が立つと熱伝導で手元まで熱くなってしまう。長時間の使用が出来ないんだ。」

勇者「解除。」
ゴオ・・・


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