過去ログ - ランサー「ゲイ…ボルグ!」アンリ士郎「アッー!」
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221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/29(日) 22:17:22.79 ID:HMMzEp0c0

 


トゥイードルダム「びっくりしたな!」

トゥイードルディー「びっくりしたよ!」

 

アンリ士郎「傷が復元していく……」




 じくじくと煙をあげて修復されてゆく。
 やはり生半可な攻撃ではこのプロイには通用しないようだ。
 もっともアンリは飛ぶ双子を、有珠の森の中で出会う双子と決め付けたわけではない。
 元来、アレは彼女では6の目しか出ず、でっぷりした豚の姿しか取れなかったのではないのか?
 最も、自分は有珠のことをまだ1部部分の彼女しか知りえない。
 短絡的な推測は禁物だろう。


 そもそもいざよいの月を背にして、空を飛んだりするだろうか? 
 似合わなさすぎる。かと言って絶対に飛ばないという保証もない。
 飛天の業を、かるがるしく天女や天人だけの専用特許とみなすのは、下手すると逆差別になりかねない。
 魔女、天狗のたぐいだって空中遊泳がトレードマークなのだ。


 それに今しがた飛来した青年は、全身に月の粉を纏い、銀色に透きとおってみえた。
 おまけにパジャマ姿だ。
 あのパジャマの下は、滑らかでほっそりした素裸にちがいない。
 五感に染み入る戦慄的な情緒。
 男嫌いが年がいもなく感傷にうずいた。
 慕情に喉をつまらせむせんだ。


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