過去ログ - まどか「あの程度で『殺し合い』ねぇ……」
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10:1[saga]
2012/04/09(月) 09:42:37.01 ID:bDzkKJrY0
そう決断してからのほむらの行動は速かった。変身してはいるが、武器を持たず素手のままでさやかに迫る。

さやか「終わりだ!」

不器用な刺突が迫る。ほむらはそれを横に避け、手刀をさやかの手に叩きつける。

さやか「ぐっ!」

さやかの手から刀がこぼれるのと同時に、ほむらは掌底をさやかの鼻っ柱に思い切り叩きつけた。

さやか「がっ!」

さやかは突き飛ばされ、背中を地面に打ち付ける。ほむらはまだ止まらない。

さやか「この…!」

さやかは起き上がって反撃をしようとするが、その前にほむらがさやかを捉え、組み伏せる。

さやか「くそ…離せぇ!」

ほむら「もういいでしょう、美樹さやか。勝負はついたわ。暴れないで。」

さやか「まだだ!あたしは負けてない!」

ほむら「私は素手よ、美樹さやか。丸腰の相手にあなたはこうまでされてるの」

ほむら「私は落ち着いて話がしたいだけ。もうやめましょう」

さやか「…」

さやか「…なんでよ…なんでこうなのよ…私はマミさんみたいに…」

ほむら「巴マミはいきなり人に武器を向けたりはしなかった。あなたは巴マミの何を見ていたの?」

さやか「…マミさんを見殺しにしたくせに…」

ほむら「では、あなたは見殺しにされずに、私に助けられてくれるのかしら?」

さやか「…アンタなんて信用出来ない…」

ほむら「では誰なら信用出来るの?」

さやか「アンタも、どうせ昨日の杏子って奴と同類なんでしょ…」

さやか「どうせ自分の都合しか考えてないんだ…マミさんだけが特別だったんだ…どうせ他の魔法少女なんて、あんた達みたいな奴らばっかりなんでしょ?」

ほむら「だから自分は特別、そう思いたいの?死んだ人間を高尚に祭りあげて、宗教でも始める気?」

さやか「あんた達とは違う魔法少女になる…私はそう決めたんだ…誰かを見捨てるのも…利用するのも…そんな事をする奴らとつるむのも嫌だ…見返りなんていらない…私だけは絶対に自分の為に魔法を使ったりしない…」

ほむら「上条恭介の腕を治したのは、貴方がそうしたかったからでしょう?それは自分のためではないと?」

さやか「アンタなんかに何がわかるっていうのよ…」

ほむら「それはわかって欲しくて言ってるの?わかって欲しくなくて言ってるの?」


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