過去ログ - まどか「あの程度で『殺し合い』ねぇ……」
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2012/04/09(月) 08:49:07.16 ID:bDzkKJrY0
さやか「喧嘩ねえ。夕べのあれが、まどかにはただの喧嘩に見えたの?」
まどか「うん」
さやか「…………あれはねえ、正真正銘、殺し合いだったよ。お互いナメてかかってたのは最初だけ。途中からは、アイツもあたしも本気で相手を終わらせようとしてた」
まどか「え?もしかしてあの子と対等のつもりだったの?」
さやか「え?」
まどか「ほむらちゃんが教えてくれたんだけど、あの子の名前、佐倉杏子っていうんだって」
さやか「…それが何?」
まどか「あの子はかなり強いってほむらちゃん言ってた。本気で戦ったら、並の魔法少女じゃ太刀打ちできないって」
さやか「あいつの言うことを信じるっていうの?」
まどか「でも実際にそうだったもん。さやかちゃん、まるで刃が立たなかった。でもあの子は笑ってた。笑いながら戦ってた。余裕があったんだよ。さやかちゃんは必死だったみたいだけど。」
さやか「…何よ偉そうに!魔法少女でもないくせに!だったらあんたが戦ってよ!」
まどか「え?」
さやか「キュウべえから聞いたわよ。あんた誰よりも才能あるんでしょ?私みたいな苦労をしなくても簡単に魔女をやっつけられるんでしょ?」
さやか「私に何か言うんなら、まず私と同じ立場になってみなさいよ。無理でしょ。当然だよね。ただの同情で人間やめられるわけないもんね?」
まどか「同情っていうよりは…」
さやか「何でも出来るくせに何もしないあんたの代わりに、あたしがこんな目に遭ってるの。それを棚に上げて、知ったような事言わないで!」
まどか「殺し合いのために才能を使えなんて勘弁してよ…それにさやかちゃんが弱いこととわたしに才能があることには何の関係もないよ」
さやか「…!」(走り去る)
まどか「待って!」
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