過去ログ - まどか「あの程度で『殺し合い』ねぇ……」
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2012/04/09(月) 09:02:25.70 ID:bDzkKJrY0
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ファストフード店
ほむら「話って何?」
まどか「あのね、さやかちゃんのこと、なんだけど…」
まどか「あ、あの子はね、思い込みが激しくて、意地っ張りで、結構すぐ人と喧嘩しちゃったり」
まどか「でもね、すっごくいい子なの。優しくて勇気があって、誰かのためと思ったらがんばり過ぎちゃって」
ほむら「後半はお世辞かしら」
まどか「…うん」
ほむら「美樹さやかは感情で動くタイプの人間ね。頭で考える前に体が動くタイプ。慎重さにかけ、視野が狭い。自分が絶対に正しいと思い込んでいて、それを人に押し付けるようなことをしてしまう」
まどか「さやかちゃんね、ほうっておけないの。すぐ誰かと喧嘩しちゃうし。誰かがそばにいて止めてあげないと、ひどいことになっちゃいそうで」
ほむら「…苦労してるのね」
まどか「…うん。今回のこともそう。マミさんが忠告してくれたのに魔法少女になっちゃうし。上条くんの手を治してって。せめて一言でも相談してくれればよかったのに…」
ほむら「あの子は契約すべきじゃなかった。私のミスよ。貴女だけでなく、彼女もきちんと監視しておくべきだった」
まどか「上条くんね、今バイオリンに夢中なの。手が治ったばかりだから。さやかちゃんのことなんて忘れちゃったみたいで…」
ほむら「報われない献身を続けられるほど、彼女は強くない。彼女は心のどこかで報われたいと思ってる。期待している」
ほむら「近いうちにそれは裏切られるでしょう。そして彼女は絶望へと向かって…」
まどか「…だから、ほむらちゃんにお願いしたいの。さやかちゃんと仲良くしてあげて。マミさんの時みたいに喧嘩しないで」
まどか「私じゃもうそばに居てあげられないみたいだから…ほむらちゃんに、さやかちゃんの面倒、見てあげて欲しいの」
ほむら「難題を言うのね」
まどか「さやかちゃんには強くなってほしいの。そのためには自分の弱いところを認めてもらう必要があると思うの」
ほむら「私に教師をやれと言うのね。そして、美樹さやかが、佐倉杏子と喧嘩程度のじゃれあいではなく『殺し合い』と呼べるレベルの戦いができるようになるまで鍛え上げろと」
ほむら「つまり、私に佐倉杏子と同レベルになるまで彼女を強くしろということね」
まどか「そのぐらい強くなれれば、さやかちゃんは死んじゃったりしない、一人でも折れたりなんかしないと思うから」
まどか「ほむらちゃんお願い…私に出来る事なら何でもするから!」
ほむら「それなら条件を一つだけ出す。貴方が絶対に契約をしないということ。約束して」
まどか「うん…約束する」
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