過去ログ - 桐乃「ねぇ、散歩行かない?」京介「……そうだな、たまには行ってみるか」
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89: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/06/24(日) 00:32:23.43 ID:hRdNFJ21o

「そんなこと言ったって、京介ができることなんてコスプレくらいしかないじゃん。
 もしサークル参加が決まったら、やっぱ自分の作品を出してみたいとか思わない?」

「作品の内容にもよるじゃねえか。イラストや短編小説ならまだしも、俺のはコスプレだもんな」

「瑠璃はまたどうせ真っ黒だろうから、あたしは真っ白で勝負しようかと思ってるんだけど」

「思ってるんだけどって、おまえまでグラビアやるつもりじゃねーだろうな」

「衣装はあたしが全部用意するし、撮影は京介にも協力してもらうからそのつもりでいてね。
 言っとくけどこれは決定事項だから、じゃあこの話はここまでってことで」

桐乃は顔を真っ赤に染めながら一気に捲くし立てた。
この鼻息の荒さからして、桐乃が言う真っ白な衣装がどんなものかなんて考えるまでもない。
時代劇なんかで親の仇討ちの際に着る死装束じゃないことだけは確かだ。
黒猫に対抗心を燃やす気持ちもわかるが、コミケと一体どんな関係があるって言うんだよ。

そうは言っても、いつかは桐乃も純白の衣装に身を包む日がやって来る。
俺はそのとき一体どこにいるのだろうか。
今日のように桐乃のとなりに座っているのか、それとも家族席から呆然と桐乃の姿を眺めて……。

「どうしたの? 何だか泣きそうな顔してるけど」

「何でもねえよ。……それにしても、何だか凄ぇー乗り気じゃん」

「そういうわけじゃないんだけど……。
 だけど瑠璃が夏コミに申し込んだっていうことは、あたしも中途半端なことはしたくないし」


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