過去ログ - 男「自称『魔王』が転入してきた……」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 16:43:15.98 ID:ZMXVIsYW0
その男を見た瞬間、彼がただの高校生ではないという確信めいた思いが俺の胸中を駆けた。

着崩した制服から覗くのは真っ赤なシャツと、引き締まった身体。背丈はおよそ170cm台後半。

体つきだけを見ればちょっと鍛えた感じの高校生。だが、その男の普通と違うところは、全身から発する雰囲気そのものだ。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 16:43:44.61 ID:ZMXVIsYW0
担任「……とりあえず、自己紹介でもしたまえ」

魔王「フン……まずは簡潔に済まそうか」

男(みょ、妙に上から目線だな……)
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 16:44:25.44 ID:ZMXVIsYW0
.



魔王「オレは魔王だ。今日からオレに傅き、オレに忠誠を誓え、人間共」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 16:50:11.49 ID:ZMXVIsYW0
担任「……あー……魔王。他に言うことは?」

魔王「下等生物にこれ以上時間を割く理由はあるまい。して、オレの玉座はどこだ」

男(下等生物と来ましたか)
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 16:53:19.09 ID:ZMXVIsYW0
魔王「……」ドカッ

不機嫌そうな顔で腰掛ける魔王クン。
ジト目でそれを見つめるクラスメイト、敵愾心バリバリの視線で彼を見つめるのもいるが、
当の本人はまったくと言って良いほど気にしてなさそうだ。タフなやっちゃ……。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 16:58:37.73 ID:ZMXVIsYW0
DQN1「なぁオメーさ、さっきの自己紹介どういう意味なワケ?」ドカッ

魔王「……」

DQN2「魔王とか、シモベとか、下等生物とかさ」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 17:05:27.53 ID:ZMXVIsYW0
魔王「二度言わねば理解出来ないほどの低脳か」

DQN1「ちょーっと待った。まだ俺達が優しいうちに謝った方が良いかもよ」

DQN2「そうそう。じゃないと痛い目見るぜぇ?」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 17:10:19.44 ID:ZMXVIsYW0
DQN1「もう許さねえ……シメてやる。ツラ貸せ」

DQN2「ああ、怒らせちゃったね、俺らのこと」

DQN3「マジ歯止めきかないよ?」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 17:10:56.51 ID:ZMXVIsYW0
一時休止ー


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/10(火) 17:13:30.98 ID:q1J90kQso
乙。期待


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/10(火) 17:33:31.50 ID:ZMXVIsYW0
DQNの拳が唸り、確かに魔王クンの顔面をぶん殴った。
衝撃に吹き飛ぶ魔王クン。悲鳴を上げる女子その他。
はやし立てる男衆。知らぬ存ぜぬを貫く面々。
俺は吹き飛んで教室後方の壁にぶち当たった魔王クンに視線をやっていた。

以下略



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