過去ログ - 【Fate】私「聖杯戦争?」小津「はい、そうです」【四畳半神話大系】
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(鹿児島県)
2012/04/27(金) 23:38:52.59 ID:W6TCZhS80
明石「先輩…私たちはどうしましょう?」
私「!……どうしましょうと言われてもだな、明石さん」
本当にどうするのだろうか、こんな状況で一体私たちはどうすればよいのだろうか
お互いのサーヴァントの健闘でも祈るのであろうか
明石「なら交渉といきましょう、私のアーチャーになんとか先輩とセイバーさんをこれ以上傷つけさせないように言います……その代わり」
まさかの明石さんからの提案である
うむ、穏便に済むのであれば飲もう、一気飲みする所存である
…だが
私「……その代わり?」
そうだ、彼女はこの私に提案と同時に条件を突きつけている
明石「簡単なことですよ、先輩の令呪を私にください、すべて」
そう、この私の令呪をすべて譲渡するというのが条件らしい
私「………は?…すべて?」
明石「はい、三つすべてです」
私「………」
三つすべて…それでセイバーは傷つかず、誰もイヤな思いをしないで朝を迎えることができる
だが…
明石「先輩にとってもいい条件のはずですよ……さぁ、その右手を私に差し出してください」
私「………」
確かに明石さんの言うとおりである
令呪さえ渡せば、私はこんな争い事から身を引くことができる
だが、やはり…
明石「でなければ……私が魔術で実力行使といきます…それでも?」
私「………」
だが、私にはこの右手の令呪を渡すことができない…
なぜなら…
―――――はい、聖杯は必ず私が手に入れて見せます―――――
凜とした表情のセイバーが発した言葉は自信に満ち溢れていた
まるで、本当に聖杯なるものを手に入れると思っているかのように
いや、彼女は本当に手に入れるつもりなのだろう
でなければあんな顔はしない
この私でも分かる、あの時のセイバーは本気だったのだ
なら答えは一つだ、明石さんの要求は飲めない
もし、私が明石さんの要求を飲めば私はセイバーのことを裏切ることになるだろう
彼女の自信、覚悟をマスターであるこの私が壊すことになるのだろう
だから、私は今だけでも、セイバーを信じてやりたい
だから、私は明石さんの要求を断る
明石さんには素直に謝ろう、私は…
セイバーを裏切ることはできない
ドクンッ…
明石「決まりましたか?先輩?」
私「……すまない明石さん、私は…」
私「セイバーを信じることに…する」
明石「………」
明石「そうですか……なら…」
私「……なら?」
明石「なら…死んでも構わないのですね…先輩?」
私「ッ!?」
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