過去ログ - 【Fate】私「聖杯戦争?」小津「はい、そうです」【四畳半神話大系】
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)[saga]
2012/05/08(火) 20:36:11.43 ID:2r/cvOIf0
私「………」

明石「……先輩、死にたいのですか?」

私「いやそう言われてもだな明石さん……私は…」

明石「私は…何ですか?」

私「私は…」

君と戦いたくないなんて臭い台詞、口が裂けても言えるわけがない、いやこの状況なら言わねばならないのだろうが
なにせ自分の体が四方八方に裂けて飛んでしまう可能性があるのだ、今も明石さんの異常な雰囲気のせいで体が縮みそうである、夜中にSOS信号を出して助けてくれるような心優しい京都人は居るのだろうか?
居たら早く顔を出してほしい、耐魔法を得意とする奇妙な人のみであるが


それにもしこの私が戦うにしてもこの私には戦う術を存じていない
いや、そんなの明石さんも同じではなかろうか?


あの物騒な言葉も自分の後ろにあのサーヴァントがいるから言えたことであって…

もしそうであるならばハッタリを言ってまで背伸びする明石さんも中々に愛らしいと私は…


ズガンッ!

私の中で垂れ流されているしょうもない心の声を消し去るほどの衝撃が風となって私のほうに飛んできた

明石「………」

私「あ、明石さんは何の力も無い筈じゃ……」

明石「何を言っているんですか先輩、私はちゃんと戦う力を有しています……ほら、この通り」

ズガンッ!

私「ひっ!?」

彼女の指先から魔力を帯びた弾丸が射出される
その一撃は私の5メートル後ろにある建物の壁をえぐるほどである

いや、その調子では京都住民に迷惑が掛かってしまうのでは明石さん!?

それにしても私という人間は自分の身が危険だというのに暢気なことである
今にも明石さんが第三射を射出しようとしているのに

明石「この魔術はガンドと言って、北欧の魔術らしいです」

私「そ、そうなのか…」

明石「本来は呪いの魔術らしいのですが、強力なものは直接的にダメージを与えることができるらしいですよ」

私「な、なるほど…ということはその強力なものが…?」

明石「はい、今私が行使してるガンドです」


私「!?」

明石「確実に避けてくださいね先輩…じゃないと」


明石「腕の骨一本、簡単に砕けてしまいますから」

ズガンッ!


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