過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
↓ 1- 覧 板 20
951:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/04/22(日) 05:55:10.58 ID:Norp7nzB0



吐き出した息は、冬の寒さに白く舞い上がる。

貴女はまたこの季節に冬木市にやってきた。

もはや顔見知りとなった花屋で、花束を買い、新都から少しはずれた場所にある外人墓地へと向かう。

整然として並ぶ白い墓標の間を通り過ぎ、貴女はとある墓の前で立ち止まった。



――『シャーロット・E・アーチボルト』



墓標に刻まれたその名前を、確かに貴女は確認した。

すでに先客があったようで、彼女の墓の前には新たな花束が置かれていた。

璃正神父かな。そう考えて貴女は、その花束に並べるように先ほど新都で購入した花束を置いた。

そして貴女は、彼女に祈りを捧げる。

それは貴女が産まれた感謝の意を示すため。


「私」の殻を被っていなければ、今の「貴女」はいなかったのだから。


祈り終えたところで、貴女は立ち上がり、墓を後にする。



……シャル、ランサー、無限の残骸達、そしてズェピア。



数多もの犠牲と、数多もの人々の想いの上に今の貴女は成り立っている。

あのとき、あの聖杯戦争で貴女が得た答えはきっと間違っていないと、今なら胸を張って言える。



――私は、私なのだ！





【『Answer』ルート　GOODEND】







<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>
1002Res/293.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice