過去ログ - 「問おう。貴様がマスターとやら、なのか?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 22:24:48.54 ID:3GTsG1VDO
そういって現れた男はまばゆいばかりの金の鎧を身に纏い、俺と対峙する青いタイツの男の間に割って入った。

ランサー「テメェ……、どっから来やがった!?」

「いや、玄関からだが」

ランサー「テメェ、何モンだ!?」

「……貴様風情に名乗る名は持ち合わせてはおらん」
ランサー「舐めるな!!」

青いタイツが一気に距離を槍をかざす。突きかかる神速の槍を男はまるで剣の様に右腕を振り、かかる穂先を打ち払う。

ランサー「その剣捌き……、貴様『セイバー』か!?」


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 22:33:16.63 ID:3GTsG1VDO
驚愕を隠さず顔に浮かべる青タイツ。しかし、それは直ぐに好戦的な笑みと変わる。

ランサー「面白れえ……」

青タイツはニイッと不敵に笑い槍を構えるが、
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 22:38:17.21 ID:3GTsG1VDO
セイバー「ところで少年」

「あ、俺は衛宮士郎。この家の家主なんだけど」

セイバー「それは良かった。俺は―――、誰だ!!」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 22:44:04.01 ID:3GTsG1VDO
遠坂「アンタがマスターである以上は敵である事に代わりないわ。ここで一気にケリを――――」

士郎「ちょっと待て!マスターとか何とか意味がさっぱり!?」

セイバー「同感だ!!」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 22:50:03.75 ID:3GTsG1VDO
士郎「い、いや、そんな事言われても何がなんだかさっぱり……」

遠坂「……アンタは?」チラッ

セイバー「……俺も一通り学んだのだがあまり詳しくは……」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 22:57:56.26 ID:3GTsG1VDO
(……良いのか、凛?)

遠坂「……何も知らないこんなド素人を騙し討ちしても遠坂の名が汚れるだけよ」

何やら呟く遠坂。
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:05:11.43 ID:3GTsG1VDO
―――――――

士郎「お茶入ったぞ」

セイバー「すまない」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:11:41.58 ID:3GTsG1VDO
聖杯戦争とは、マスターと呼ばれる魔術師が七つのクラスに基づいて召喚される英霊を使役して最後の一人になるまで殺しあい、万能の願望機たる聖杯を手にする事が目的のゲームであると。

そして、その為には魔術師はあらゆる手段を行使するだろう、と。

俺はようやく帰り着いた家の居間で、煎れたばかりの茶を手にしながらふーっと息をついた。


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:19:04.64 ID:3GTsG1VDO
セイバー「……それで、どうする?」

セイバーは茶をすすりながら問いかけてくる。

士郎「……決まっている。こんなバカげた事、止めさせる!!」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:25:42.65 ID:3GTsG1VDO
……確かに、教会からの帰り道、イリヤと名乗る少女とその使い魔たるサーヴァント、バーサーカーからの襲撃を受けた。

セイバーが食い止めている間に電話で警察を呼ぶ振りをしたら引いてくれたが、随分と酷い事を言われた気がする。

それに、最近頻発するガス漏れ事故も魔術師の仕業かもしれないと遠坂は言っていた。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:33:43.71 ID:3GTsG1VDO
士郎「でも、それでも俺は――――」

セイバー「……そうか」


以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:37:24.46 ID:3GTsG1VDO
??「……えー、ではあらためて」コホン



??「問おう。貴方がマスターか」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:42:19.58 ID:3GTsG1VDO
??「だっ、だったらその手の令呪は何だと言うんですか!?その令呪はマスターの証ですよね!!?」

士郎「いや、まあ、そうだけどさ」ポリポリ

??「ほら見なさい!やっぱり貴方がマスターなんじゃないですか!!」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:47:40.34 ID:3GTsG1VDO
士郎「だって、あの青タイツも言ってたし」

??「青タイツって誰ですか!?」

士郎「遠坂に言峰も、『わあ、珍しいサーヴァントねー』って言ってたし」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/11(水) 23:56:28.47 ID:3GTsG1VDO
―――――――

遠坂「……って、流石に私も人間とサーヴァント見間違えるほどバカじゃないわよ」

トントン
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/12(木) 00:05:46.34 ID:GHIsxt9DO
―――――――――

遠坂「――で、聖杯戦争を止めさせたいと」

士郎「ああ、だから遠坂にも協力して欲しいんだ」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/12(木) 00:10:58.23 ID:GHIsxt9DO
士郎「――っ、それでも俺は!」


遠坂「……アーチャー」

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/12(木) 00:21:10.33 ID:GHIsxt9DO
セイバー「……それは穏やかではないな」

アーチャー「……セイバーか」

セイバー「だからセイバーではないと」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/12(木) 00:28:18.29 ID:GHIsxt9DO
―――10分後

アーチャー「負けました」


以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/12(木) 00:36:49.68 ID:GHIsxt9DO
セイバー「…………」チラッ


士郎「―――」コクッ

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/12(木) 00:45:28.71 ID:GHIsxt9DO
遠坂「……分かったわよ」

士郎「……へ?」

遠坂「……どの道アンタのサーヴァントが相手じゃ勝てっこないし、ね」
以下略



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