過去ログ - ペンデックス「魔力生成のためにご協力をお願いします」上条「」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2012/04/12(木) 00:42:16.72 ID:G5bnKV1co

「し、失礼しました。問題はありません。どうぞ続けてください」

「問題ないって――どう考えても今の声――」

「問題はありません。強いて言うのならばもう少し油を足してくれるとよろしいかと」


 四つん這いのまま肩越しに振りかえるペンデックスの表情は変わらない。
 しかし顔面には細かい汗がびっしりと張り付いていた。

 インデックスと同じ顔。よく笑い怒り噛みつき、悲しい時には本当に悲しそうになる顔を見て上条の心がきゅうと引き締められる。


「いいのかよ、本当に」

「再度言いますが問題はありません。事実、指が一本の時に性的な快感をこの肉体は感じていました」

「――っ、おまえ、ペンデックス。本当に恥ずかしがらないのな」

「私にそのような感情は存在しないと何度も申し上げておりますが」


 しれっと、何の感慨もなくペンデックスは応答する。しかしその額には新しい大粒の汗が浮かんでいた。
 羞恥はなくとも痛みは感じるのだろうか。


「あなたに心痛を与える様な行動をとってしまったことは謝罪します。
 ですが第十八章二十八節により正しい行動をとるものは最後までやり遂げなければなりません。
 あなたは協力を承諾したのですから私の魔力が補充されるまで行為を続ける義務があります」


 ぎゅう、と上条の心が痛む。
 しかし心を鬼にする。

 もちろん、そこに疾しい気持を持つ自分自身を認めたうえで。



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