過去ログ - カルタ「ちよちゃんは蜻さまのことが好きなんだね」
1- 20
18: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/04/15(日) 19:48:08.47 ID:ZNbIsn6k0
今回の手紙には今度の夏休みに、青鬼院家の近くで夏祭りがあると書かれていた。
青鬼院家の近くで行われる夏祭りは、とても大きく、市でも有名な祭りだ。
僕は行ったことはないけれど、たくさんの屋台や何千発もの花火が打ち上がるという。
この前この話が書かれていたときは、幼馴染の先祖返りと屋台を回って、はしゃぎすぎてその屋台から出禁になったと聞いた。
その前には、よくからかうという先祖返りを射的の景品にしたてあげた、と書かれていた。
その後お客がぬいぐるみと間違えて、撃ち狙ってきたらしい。
さすがにそれはひどいと思う。
そして夏祭りの話が出てきた今回は、僕をその夏祭りに誘う手紙だった。

凜々蝶「い、一緒に……!?」

最初その文を見たとき、胸が一瞬どきっと高鳴った。
これまであったこともない、文通だけの関係で、それだけで満足だった。
けれど会うとなると話は別になる。
無駄に虚勢をはって悪態をついてしまう、僕の悪癖。
実際に会ったとしたら、必ずついてしまうだろう。
そして悪態をつくと、話していた人たちは不快な顔をして、僕から離れていくのだ。
人が離れていくのは仕方がないと思う。
けれど、人が離れていくのはとても辛い。
そして悪態をつく僕自身、嫌気がさして自己嫌悪する。
その繰り返しで、一向に治る気配がない。

凜々蝶「どう、しよう……」

会ってみたい、とは思う。
けれど蜻蛉を不快にさせて、もう文通が出来なくなるのは、寂しい。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
91Res/66.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice