過去ログ - カルタ「ちよちゃんは蜻さまのことが好きなんだね」
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◆cSsNy1w6Kk
[saga]
2012/05/06(日) 17:27:03.62 ID:IkMWJ3TZ0
ここは、どこだろう。
目を覚まし、起き上がると、そこは見知らぬ部屋だった。
そうだ、僕は青鬼院家に来て、……それから。
ああ、風に持っていかれた帽子を追っているうちに……、倒れたんだっけ。
蜻蛉「気づいたか、我が肉便器よ!」
見知らぬ顔が、僕の視界に入った。
黒い短髪に、仮面舞踏会につけていくような、黒い仮面を目元につけていた。
この態度、手紙でも変わらない、堂々と下品な言葉をかけるやつなど、ほかにはいまい。
凜々蝶「君が――」
蜻蛉「そう、この私が青鬼院蜻蛉だ! よくきたな、許嫁殿」
凜々蝶「白鬼院凜々蝶だ。ふん、一週間よろしく頼む、とでも言っておこうか」
まただっ……。
なんで僕はすぐに悪態を……。
蜻蛉「もう大丈夫そうだな。初日にいきなり倒れるとはなかなかのMだ!」
凜々蝶「ち、違う!」
蜻蛉「ふはははは! 許嫁殿は実にからかいがいがあるな」
凜々蝶「からかうな!」
蜻蛉「先ほどまで気を失っていたというのに、実に元気だな」
凜々蝶「君が変なことを言うからだろ。怒りたくもなる」
そういえば、気を失って、あれからどうなっていたのだろう。
蜻蛉「許嫁殿が探していたのは、これか?」
凜々蝶「あっ……」
蜻蛉が差し出したのは、間違いなく僕の帽子だった。
蜻蛉「もう無くさないよう、気をつけることだな!」
凜々蝶「ふ、ふん。礼でも言っておこうか。……ありがとう」
帽子を受け取って、帽子をぎゅっと抱きしめた。
蜻蛉「許嫁殿、昼食がまだだろう。一緒にとろうではないか!」
凜々蝶「はん、君がそこまでいうなら一緒に食べてやらんこともない」
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