過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その3
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973: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/08/30(木) 06:20:25.23 ID:l41WJq5c0
湯女「言ったはずでしょう。私は神。全てを支配する者」

湯女「あなたの魔法も行動も、全ては私の思い通りなの♪」

≪ そうですよぉー。神様は超偉大なんだから! 誰にも負けないしっ ≫

≪ だぁーかぁーらぁ、神に逆らう愚か者は早いところくたばってよぅ☆ ≫

女勇者「ひっ……」

湯女「あらあら、乱暴で困りましたね。ダメよ、世界樹?」

≪ はぁーい! ≫

女勇者「……」

湯女「この声の主は世界樹。世界のありとあらゆる記憶を記録する大樹」

湯女「あなたと私は今、その世界樹の体内にいるのよぉ。素敵でしょう♪」

女勇者「……」

女勇者は何を言われようが湯女を睨みつけたままだ。

湯女「ねぇ、どうしてそんな顔をするの。皺ができてしまいますよ…」

湯女「ほぉーら、笑顔〜」にこぉ

女勇者「私はあなたの思い通りになる人形じゃないよ」

湯女「…………は?」

女勇者「お母さんだなんて言っているけど、あなたはさっきから自分の事ばかりしか考えてないよね」

女勇者「子どもが喜ぶ事の一つでもしてみなさいよ! このっ、母親失格!」

湯女「…………私を何度悲しませたら気が済むの?」

女勇者「ふん、手が掛かる子ほど可愛いって聞くけど?」

湯女「嫌い。嫌い。勝手な事ばかり喋る子は大嫌い」

湯女「お母さんはとっても、悲しいです……」

女勇者「一々悲しむなぁー! うっとおしい!」

女勇者「気に入らないのなら、早く私に手を掛ければいいじゃない。殺してみなさい」

湯女「あ、そう? じゃあ遠慮なく……」

湯女は魔王を放って、槍を女勇者へ向けて近づく。

女勇者「いやあああぁ〜〜〜!! そこは少し躊躇うところだよ! 煽ったけど、ちょっと違うんだよぉ!」

湯女「うふふっ、可愛い♪」

女勇者「あーんっ! カッコつけてごめんなさぁーい!」

湯女「私を悲しませる残念な子。来世では良い子になって生まれてきてくださいねぇ」

?「時間稼ぎに使えただけ、まだ使えた方か」


どすっ!


湯女「がはぁっ…!?」

湯女の腹を魔剣が深々と貫いている!

女勇者「ぎゃああ! お腹から魔剣さんがこんにちはしているっ…!」

魔王「ぐふふゥ〜〜〜、先程のお返しだ。マヌケがッ!」


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