11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage saga]
2012/04/15(日) 09:57:01.03 ID:45Owf8ybo
姫子「この時間だと他のお客で埋まっているかもね」
風子「そうだね」
高校三年の一年間で、私に付き合って遠回りをしてくれる友達がたくさんできた。
あの時間が楽しかったから、今の時間も楽しい。
姫子「なにを食べようかな」
風子「カレーと、ライス」
姫子「それ、一つにしていいんだよ」
風子「そうだよね」
姫子「……」
風子「でも、牛肉とうどんを足しても牛丼にはならない。……うん」
姫子「……風子?」
風子「なに?」
姫子「どうしてテンションが高いの、というか徹夜明けのテンションが今更上がってきた?」
風子「ううん。ただ、登山をするなら足元にある花にも目を向けていきたいよね」
姫子「……うん」
風子「頂上だけを目指すのも大変だなぁって、そう思っただけだよ」
姫子「……そっか」
ずっと前に姫ちゃん自身が言っていた言葉。
今の反応では覚えていないようにみえるけど、どうなのかな
あ、いい匂い。
「いらっしゃいませー」
姫子「……そんなに混んでもいないんだ」
風子「牛丼をお願いします」
「はいよー。そっちのお姉さんはー?」
姫子「天ソバを」
「かしこまりましたー。席に運ぶからこの番号札をもって座っててねー」
姫子「どうも」
風子「はーい」
父と母と子供二人の四人家族、カップル、男友達らしき三人組。
一人で食事を取る女性、お髭を生やした男性。
色んな人たちが思い思いにここで休んでいる。
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