61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage saga]
2012/04/16(月) 21:20:55.61 ID:jhabFmV8o
母「いただきまーす」
夏「いただきます!」
冬「いただきます」
風子「……いただきます」
姫子「いただきます」
叔母「どうぞ、召し上がれ」
夏「うまーい」
冬「このタレって叔母さんの自家製なんですよ」
姫子「へぇ……」
鉄板から肉と野菜をとってタレに入れる。そのまま口に入れて、噛み締める。
えごまの香りが口の中に広がった。
姫子「おいしい……」
風子「おいしいです」
叔母「よかったよかった」
夏「うまーい」
母「夏はそればっかりねぇ」
冬「もぐもぐ」
クセが無く柔らかくておいしい。牛肉とも豚肉とも違う食感が新鮮でいいな。
北海道での最初の食事がこんな風景なのは幸運なことなんだろう。
船旅の疲れなんてすぐに癒せそうだ。
食卓を囲んで色んな話をした。
高校在学中のこと、夏とソフト部で活動していたこと、冬がマネージャーとして入部してきたこと。
部活帰りに寄り道したこと、クラスの友達のこと、いままでのこと、これからのこと。
叔母「車の予約は大丈夫なの?」
冬「はい、ちゃんと取れているから問題ないよ」
叔母「ふーん、用意周到なのね」
夏「キャンピングカーがいいのにぃ」
風子「……」
母「あら、テントの用意していたじゃないの。まだそんなこと言ってるのね」
冬「レンタルでも高いよ」
姫子「……」
冬の言う通りキャンピングカーは高い。
設備が整っているから楽ではあるけれど、それでは旅の醍醐味も半減してしまう。
風子と黙って食事を進める。
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