639:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage saga]
2012/09/30(日) 14:09:03.96 ID:WmJAPMKKo
瀬織「長居しすぎたかな……」
風子「瀬織さん……?」
瀬織「それで、なに? 私を祓うの?」
律「いや、私は祓い屋じゃないから。ちょっと興味があるから話を聞かせて欲しいだけだ」
瀬織「そう……。話が話だったら、奥の手を使わせてもらうけど、いい?」
律「……!」
ゴウト「……!」
瀬織さんの静かな声がこの場の空気を張り詰めていく。
りっちゃんとゴウトちゃんが身構えている。
風子「奥の手……?」
瀬織「全力で逃げる」
律「ビックリさせんなよ! こっちに来い!」
瀬織「はいはい」
りっちゃんが主導権を握っているのはどうしてかな。
瀬織さんとゴウトちゃんを連れて隅の方へ歩いていく。
その途中で紬さんと英子ちゃんとなっちゃんが話をしていた。
紬「お世話になっているお姉さまがいてね、その方とルームシェアで暮らしていたの」
夏香「すごいね、紬さんは」
英子「これからは、日本で暮らすの?」
紬「うん。そうするわ」
風子「お話の途中で悪いんだけど、そろそろ時間だから入ってくれるかな」
夏香「あ……うん。分かった」
英子「よかったね、ふぅ」
ふぅ。
昔、英子ちゃんから呼ばれた私のあだ名。
風子「よかった……?」
夏香「英子とね、話をしていたんだよ。風子は変わらないね、って」
風子「!」
英子「小さい頃から一緒だったけど、中学は離れ離れになって、高校でも大人しくなった風子だったけど」
……。
英子「ふぅは、いつまで経っても、ふぅのままだね」
夏香「――うん」
言葉が出ない。
紬「……」
とても綺麗な微笑で私をみつめる彼女。
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