645:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage saga]
2012/09/30(日) 14:15:44.41 ID:WmJAPMKKo
風子「説明を……」
律「冬と夏が姫子に敬慕の念を抱いているって。それに反応して生まれた……と。よく分からないな」
風子「……」
紬「冬ちゃん達の姿を写しているのね」
――。
律「そうだけど、どうしてこの姿なのかは分からないって。拾われたのが冬だからっぽいけど」
風子「……」
疑っているわけじゃないけど、今の言葉で確信した。
姫ちゃんの守り神が居ることに。
「風子さーん! 時間過ぎてますよー!」
風子「……あ、本当だ」
梓ちゃんの呼びかけに今も時を刻み続けている腕時計を確認する。
紬「素敵な時計ね」
風子「私の宝物」
律「いいじゃん」
風子「ありがとう」
二人に褒められて、なんだか心がくすぐったい。
梓「みなさんお喋りしてるだけですから、一度まとめたほうがいいです」
風子「そうだね、幹事としての挨拶をしないとね」
紬「ふぅちゃんが幹事なのね」
風子「うん」
梓「風子さん、姫ちゃんさんから大体の話を聞いた訳ですが、相手の人って男性……ですよね?」
風子「そうだけど……?」
梓「友達のような感覚で話をしていたので、なんとなく違和感を……」
風子「いい着眼点だね」
梓「なにがですか」
風子「ふふ」
梓「うわ、何か企んでる」
風子「企んではいないよ。今までは性別なんて関係なく見ていたんだなぁって」
梓「今までは……ですか」
風子「そう、今までは……」
梓「それでブーケを?」
風子「ううん、ブーケは、ただ……姫ちゃんにとてもいい人が現れますようにって、願いを込めただけ」
梓「……その人はどうなんですか?」
風子「私の勘では、お互い必要な存在だと、思います」
梓「ふふ、そうですか。……あれ?」
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