75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[saga]
2012/04/18(水) 20:51:36.72 ID:NyxJEUCoo
三日目
姫子「ふぅこぉー、わたしのケータイ、電源落としておいてー」
風子「はぁーぃ」
冬「」スヤスヤ
冬ちゃんを起こさないように、ヒソヒソ声で言葉を交わす。
私のケータイも落としておこう。アラームが鳴って起こしては悪いからね。
服を着替えて玄関へ向かうと夏ちゃんが待っていた。
夏「さ、行きましょう」
姫子「うん」
風子「……」
玄関の扉を開くと冷たい空気に触れる。
道路に出る私たち。
チュンチュンと電信柱の上にいる数匹のスズメ達が鳴いていた。
こういう風景はどこも一緒なのかな。
姫子「……」
風子「……」
夏「?」
太陽がすでに昇っていた、それも結構な高さだよね。
夏「あぁ、明石市より結構東にあるんで、ある意味時差ボケってやつですかね」
姫子「な、なるほど」
風子「時間を間違えているわけじゃないんだよね」
夏「そうですよ、日本は全国的に朝の5時を迎えました」
ストレッチしながら話す夏ちゃん。
それじゃ、日本の最西端では今太陽が昇り始めているのかな。
なんてことを考えながら体を解す。
夏「それではしゅっぱーつ!」
姫子「釧路の町を走るなんてね、面白いよ」
夏「そうですね〜」
風子「……っ」
三人で駆け出す。
私はっ、文化系なんですっ。
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