82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[saga]
2012/04/18(水) 21:05:32.31 ID:NyxJEUCoo
「遅いぞ」
姫子「ごめん、澪」
澪「……」
若干潤んだ瞳でわたしを睨んでいる彼女、秋山澪。
高校卒業後、札幌の大学へ進学した彼女。二年ぶりの再会がこれでは、申し訳が立たない。
姫子「本当に、ごめん……」
澪「……」
姫子「……」
澪「……」
姫子「…………」
澪「…………」
船旅の疲れを気遣って、9時の集合にしてくれた。
先に車を借りて休んでいたと思う。
それなのに……寝坊して待たせてしまった。
澪「心配…したん……だぞ……」
姫子「……うん」
澪「……」
姫子「……」
在学中、澪と喋ったことはそんなにはない。
あったとしても、それは一対一ではなく、間に誰かがいた。
二人でこうやって話すのは初めてだった。だから距離のとり方が分からない。
澪もそうなのかな――
666Res/862.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。