過去ログ - 杏子「朝起きたら、ほむほむがアタシの口の中で死んでいた……」
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(チベット自治区)
[sage]
2012/04/18(水) 17:56:07.12 ID:hg1M/kvmo
一方、『ほ食あんさや』討伐には保安官も駆り立てられました。
彼女たちは苦戦の末、『ほ食あんさや』を駆逐することに成功しましたが、その多くは愛する番や家族を失いました。
また自身も身体に重い障害を負い、保安官の任を後進に譲らざるを得なくなりました。
元・保安官は病床で何度も仔、孫たちに語りかけます。
「あんさやを許すな、大人しそうな見てくれに騙されるな、あんさやは獰猛な害獣だ、あんさやを駆逐しろ」と。
このセリフ自体は未亡人の怨嗟の声としてありふれたものです。
ですが、語り続けることで、これが暗示の形で洗脳効果を発揮するようになり――親仔代々伝えられていくことになります。
稀少種のみで構成される【稀少種の杜】には70~80世帯ほどの稀少種家族しか暮らしていません。
ですから、噂や洗脳は【ほむまどゾーン】に比べて異常なスピードで伝播したことでしょう。
しかも、稀少種ばかりを集めて群を構成したことがさらに悪い方向に働きました。
稀少ほむ種という生き物はしばしば理想を追求しすぎるあまり、群の仲間から疎まれたりするものですが……大抵、誰かがストップをかけてくれます。
ですが、稀少種のみで構成されたこの群には理想論を止めようとするものは今や誰もいません。
仲間うちで会合を繰り返すうち、理想論に歯止めが利かなくなり、しまいには、「あんさや根絶」という危険思想を抱くようになってしまったのです。
りぼほむ「ホムホムサヤカァ!!」サヤサヤコロセ!
白まど「キョーコチャマドマド!!」アンアンコロセ!
ツインテりぼ「ホミュホムトモエマミ!!」ネダヤシダ!!
稀少種s「「ホムー マドー ミャロミャロ ホミュゥ」」ソーダソーダ!!
ある稀少種の家庭では毎食前にあんさや根絶を先祖の霊前で宣誓する習慣がある――にわかには信じられない報告を受けたこともあります。
こうして、いつしか保安官にとってあんさや根絶は一族の悲願となり、その思想は親から仔へ、仔から孫へと継承されていったのです……
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