過去ログ - 杏子「朝起きたら、ほむほむがアタシの口の中で死んでいた……」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]
2012/05/11(金) 18:48:12.18 ID:O9S/zhZKo
バリバリバリ!!
「「「「「マギャ!!マギャギャギャギャァァァァァッ!!!?」」」」」
「逃げられるとでも思った?」
「マァ…マヒィ……?」
打撃や斬撃とも異なる、未知の衝撃に戸惑う野良。
まどかが手にするのは護身用のスタンガンだ。
その脅威を野良に見せつけるかのように、何度か青白い閃光を光らせる。
ホームセンターなどで簡単に入手できる物なので大した威力はないが、ほむ種相手では凶悪すぎる武器となる。
最初の一撃は野良をひるませるための、挨拶代わりのジャブに過ぎない。
実際、鹿目まどかは電極と野良の間に僅かに隙間が生まれており、大幅に威力を削がれていた。
今度は、電極を肌に直接押し当て――ゼロ距離から電気仕掛けの花火を放つ。
「「「「「マギギギギギギィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ヤ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ッ゙゙゙!!!!!」」」」」
右の眼球が勢いよく飛び出す。
電流によって体内のまどエキスが一瞬で沸騰したためだ。
鼻からは泡だったまどエキスがドクドクと垂れ出し、まど服を汚している。
残ったもう片方の目も真っ黒に濁ってしまい、もう使い物にならないだろう。
「「「マギョォォォォォ!!!マギョォォォォォォォォッ!!!」」」
涎と涙を滝のように流しながら、土下座までして必死に許しを請うが、丸で聞き入れられない。
何度も何度もゼロ距離から無慈悲な鉄槌を下される。
「「「マグエエェェェェエエエェェェッ!!!!」」」
「「「マビャァァァアアアアァァァアアァァァァァッ!!!!」」」
「「「マギョギョギョォオオィギイイィィィイイィィィィイィィィッ!!!!!!」」」
その度意識を吹き飛ばされるが、火傷の痛みからか、すぐに覚醒してしまう。
「ミィ……」
「ふんっ」
ひとしきり反応を愉しんだところで満足したようで、人間は奥の部屋へと引っ込んでいった。
後には無残な姿と化した野良だけが残された。
「マ…マキョ…マヒィヨォ……」ピクピク
フリフリのまどまドレスは鼻血と焦げでグチャグチャだし、鮮やかだった桃色の頭髪もチリチリに炭化してしまった。
脳にも障害が残ったようで、呂律が上手く回らない。
私の可愛いドレスが… 綺麗な髪が…
野良は、かつて所属していた群の仲間のことを思い出す。
……
「マドッ」コマドチャンハ カワイイネ
「マドマドォ」ホントウネ
「ミャロォ」コマドチャン アソボ アソボ
「ウェヒヒィ」キレイナ カミダネ
「シャイコウノテョモダチ」チュッ
……
群の皆が私のことを愛してくれた。私の容姿を褒めてくれた。
ほむほむ共のことは言うまでもない。
次から次へと貢ぎ物を寄越すものだから二つ目の巣を探さなければならなかった程だ。
だが、金魚鉢に映り込んだ今の姿は――
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