過去ログ - 裡沙「もう、隠しヒロインだなんて言わせないもん!」
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VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:03:32.55 ID:SoTCbUQ50
【学校・校門:放課後】
純一「やっぱ、この季節の夕方は寒くてたまらん。はぁ〜……息もこんなに白いし」
梅原「よーすっ! 大将も帰りか?」
純一「ん? おお、梅原か。ああ、今から帰るところだけど……なんだ、今日も部活行かないのか?」
梅原「ははは、まぁ、今さら、ねぇ。……しっかし、この季節は寒くて寒くて、温かいお茶が欲しくなるところで」
純一「いいなぁ、お茶」
???「橘君!」
純一「あれ? この声は……」
裡沙「よかったぁ。まだ帰ってなかった」
純一「あ、うん。今から帰るところだけど……ん? その手に持ってるのって……」
裡沙「あ、そうそう。……はい、あったかーいお茶。さっき学校の自販機で買ってきたんだ」
純一「え? もしかして、僕にくれるの?」
裡沙「うん。ほら、この季節の夕方って、寒いでしょ? これを飲みながら、一緒に帰ろうかなぁって」
純一「い、一緒に? 帰りの道って、同じ方向だっけ?」
裡沙「いや、橘君の家の方向に、用事があってね。それに、一緒に帰った方が楽しいじゃない」
純一「うん、まぁ、そうだけど……」
純一(家の方向も知ってるなんて……薫から色々聞いたのかな? 準備がいいというか、なんというか……)
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