過去ログ - 裡沙「もう、隠しヒロインだなんて言わせないもん!」
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VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:15:59.29 ID:SoTCbUQ50
裡沙「……そして、まだ私の罪はある。……私の、最初の罪」
純一(最初? つまり、きっかけみたいなものなのか?)
裡沙「……二年前のクリスマス。丘の上公園で、あなたは彼女のことを待った」
純一「!!」
純一(二年前のクリスマス……忘れるはずがない。あの時から、今までがあるんだから)
純一(あの時、僕は蒔原さんにすっぽかされて、傷ついて……)
裡沙「……実は、蒔原さんは約束をすっぽかしたんじゃないんだ。あなたのこと、待ってたんだよ」
純一(! え? でも、あの時、来なかった……)
裡沙「……あの公園じゃなくて、行く予定だった映画館で、だけどね」
純一(え、映画館!? そ、そうだ。確かに、あの公園で合流したあとに、映画館で映画を見る計画だったんだ)
裡沙「……そして、その映画館で待たせたのは、私の所為。私が、彼女の嘘の伝言を伝えて、あなたと彼女をすれ違いさせたんだ」
純一(!? そ、それじゃあ……二年前のことの発端は、上崎さんってこと、なのか? なんで、なんでそんなことを!?)
裡沙「……でも、あなたを守るにはしょうがないことだった」
純一「?」
裡沙「……彼女、あなたの告白は断る気だった。彼女は、あなたが告白する気だって分かってたから。……それだけならいい、そう、それだけなら。でも、問題はそこじゃなかった」
裡沙「……その待ち合わせ場所、彼女のすぐそばには、女子のグル―プが待ち伏せしてたんだ。なんでかって? ……あなたが振られるところを見て、学校でからかうために」
純一「!?」
純一(……え? つ、つまり、僕があの日、蒔原さんに会って、告白したら……碌な目にあってなかったってことなのか……そんな、蒔原さんが、そんなことを……)
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