過去ログ - 男「お前は?」ドラゴン「ドラゴンよ」
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907: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:34:52.75 ID:UYy+S/2V0
「行くぞ!!」


姿勢を限界まで低くして駆ける。
約三メートルほどの間合いを一瞬で詰めると、彼女の頭目掛けて一太刀振るう。
以下略



908: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:37:03.80 ID:UYy+S/2V0
一瞬。

間合いを詰め、大きく跳び上がる。

体を大きく捻り、その一撃にさらなる威力を加える。
以下略



909: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:38:31.14 ID:UYy+S/2V0
まるで蹴鞠の様に地面を跳ねながら、壁にぶつかる。
背中を焼ける様な痛みがはしり、全身もヒリヒリとした痛みが襲ってきた。
そのまま地面に前のめりに倒れ込む。

多分尻尾で吹き飛ばされたのだろう。
以下略



910: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:39:17.94 ID:UYy+S/2V0
一つは彼女の心臓の部分であろう場所の赤い光。
そしてもう一つは彼女の体の中心部分の青い光。


「な……」
以下略



911: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:40:29.25 ID:UYy+S/2V0
そう自分自身に言い聞かせる。

止まってはダメだ。
感情を持ってはダメだ。
何も感じるな。
以下略



912: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:42:25.92 ID:UYy+S/2V0
「ドラゴン。ごめん」


謝って許される事じゃないのは分かってる。
でも一言謝っておきたい。
以下略



913: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:43:48.39 ID:UYy+S/2V0
咆哮と共に、彼女の目が狂った竜の目に戻る。

だがそれだけで十分だ。
何が十分なのかは分からないが、何かが満ち足りた様な気がした。

以下略



914: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:47:13.48 ID:UYy+S/2V0
大きく跳び、彼女の頭を大きく斬り裂く。
額に鱗を貫き、柔らかい肉を抉る。


「あ……」
以下略



915: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:48:17.09 ID:UYy+S/2V0
ははっ。
なんでこうなるんだ。
せっかく人が人生最大の決意をしたってのに、結局こうなっちまう。
でも、俺が望む最高の結末かもしれねぇ。
いや、もし本当なら間違い無く最高の結末だ
以下略



916: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2012/07/14(土) 21:51:40.10 ID:UYy+S/2V0
竜殺しの力は竜の体から生み出されたあらゆるものに効果を示す。
それが例え固体ではなくでも。

刀が炎を真っ二つに斬り裂き、一本の道が生まれる。

以下略



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