167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:43:21.10 ID:CxSeP0vT0
距離が狭まる。
反響する足音。床を削る刀剣の音。自分にしか聞こえない歯ぎしりの音。
佐倉杏子は穂先で美樹さやかを穿つ。
さやかは切っ先で迎えうち、辺りに衝撃が広がった。
さやかが膝をついたのを視認した杏子は地面と平行になるように槍を振った。
しかし、突如出現した刀剣により杏子の攻撃は不発に終わってしまう。
「はぁはぁ、捕まえた……」
舌打ちがさやかの耳に届いたころには、槍の周辺に刀剣が縁取るように現れた。
「くっそ。槍がとれねえ!」
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