205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:32:35.62 ID:CxSeP0vT0
「じゃあ、私はこれで……」
母「え、ええ」
「――っ」ウルッ
206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:33:33.52 ID:CxSeP0vT0
「うえっ?」
母「あなたさやかじゃない?そうよ、さやかよ!」ガシガシ
「ちょっと待って下さい!おばさん!私はさやかの友だちで」グワングワン
207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:35:20.14 ID:CxSeP0vT0
母「やっぱり、さやかの匂いがするわ。それにこの手は、さやかの手だもの!」
「だから、違いますって」
(体重とか、手の肉つきとかは変化させてなかったなぁ……匂いも考えてなかった)
208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:37:32.29 ID:CxSeP0vT0
「みたか?」
母「そう……なぜか“みかた”って言えなくてね。勘違いしてたのかしら……」
「せいぎのみたか――」
209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:39:48.42 ID:CxSeP0vT0
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母『もう毎日毎日よー』
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:41:06.81 ID:CxSeP0vT0
母(もう学校やママさんから注意を受けることはなくなったし……)
母(まどかちゃんもさやかのことを慕ってくれているみたいだし)
母(迷惑になってないわよね?多分……)
211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:43:20.17 ID:CxSeP0vT0
母「正義の味方になるにはね、変身して大きくなれなくても、バイクに乗れなくても」
母「――魔法が使えなくても大丈夫」
母「誰にでもなれるのよ、正義の味方には」
212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:46:28.67 ID:CxSeP0vT0
母「……どうかしたの?」
「いえ……ちょっと」ポロポロ
(そうだ。私は最初から決めていたんだ……深く悩む必要なかった。
213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:47:22.42 ID:CxSeP0vT0
母「ホントに似てるわね……目が見えなくなったのが最近だから勘違いしちゃうのかしら」
「そんなにさやかちゃんに似てる?」ゴシゴシ
母「ええ」
214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:53:09.78 ID:CxSeP0vT0
「あの。“正義の味方”ってどうすればなれますか?」
パァァアァアア
母「そうね……頑張ることじゃないかしら?一生懸命」
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/02(水) 18:55:23.58 ID:CxSeP0vT0
「――はい。コーヒー飲むか?」
母「んっ……」
父「やっと起きたか?」ホレッ
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