過去ログ - ルサ・ルカ「マナは命、命はエロパワー」ランディ「そんな!」
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[saga sage]
2012/04/22(日) 22:49:29.82 ID:pjk8WolDO
ルサルカはカカトを浮かせて爪先に体重を預け、首を上に向けて反らした。
ランディとの間に一歩足らずの僅かな距離を置いて、ルサルカはちょうどランディを見上げる形になる。
ルサルカ「……」
そのままルサルカはそっと目を閉じた。
その柔らかな唇を、自分を見下ろしているランディへと向けながら。
ランディ「……っ」
ランディは思わず息を呑んだ。
ルサルカの血色豊かな唇は、何かを待ち焦がれるように尖らせられている。
そこに、先ほどまでランディをリードして動いていたルサルカの面影は無い。
手綱を任されたという責任がランディにのしかかってくる。
緊張でノドは渇き、興奮で呼吸が苦しくなってくる。
ルサルカは静かに待ってくれているのに、しかしランディはそれを目前にしながら動けなかった。
それには理由がある。
責任、臆病な心。
それらはランディの動きの妨げになるモノだが、何よりもランディの動きを封じていたのは、ランディへと向けられたルサルカの好意そのものだった。
幼少よりポトス村で生まれ育ったランディだが、そこでの彼は完全によそ者で、親代わりとなった村長たちもどこか彼にはよそよそしかった。
ランディと深く関わろうとした者はおらず、ましてや好意を寄せてくれた者など皆無に等しい。
なので、ココまでひた向きに好意を向けてくれているルサルカにランディは大きく戸惑い、そしてその好意が自分の行動如何で崩れ落ちるかもしれないという恐怖が、ランディの行動を封じていた。
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