過去ログ - ルサ・ルカ「マナは命、命はエロパワー」ランディ「そんな!」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/04/21(土) 17:53:12.08 ID:9thj09qDO
ランディ「そ、それでどうするんですかルサルカ様?」

壁に背中をつけながらランディが声を上げる。
ランディの身長は170センチほど、対するルサルカの身長はそれより頭1つぶん低い。
ランディはルサルカの気迫の前に縮こまっており、どうにもルサルカより小さく見えてしまうが、それはあくまで雰囲気というか生物としての格の話。
歴然とある身長差は変わらない。

ルサルカ「どう、と言われてものう……」

ルサルカはランディを小さく見上げていたが、そうつぶやいて一歩離れ、言い淀むようにその場でぐるぐると歩み始めた。
ルサルカも女で、しかも神殿の巫女である。
衝撃の混乱も収まってきた現在、またシモの話をするのはツラすぎた。
だが、ランディも本当に知らないみたいなのでこの際はしょうがない。

ルサルカは意を決し、ランディの顔をキリと見据えながらその言葉を告げた。

ルサルカ「おぬしがやる事は1つ、『射精』じゃの」

ランディ「射精?」

首をかしげるランディに、ルサルカも違う意味で首をかしげる。

ルサルカ「うぅ、頭が痛い……」

だが、ちゃんと説明はしておく必要があるのだろう。
純真な聖剣の勇者に紅い瞳を向け、青瑠璃のような海の色をたたえる髪をさらりと流しながら、ルサルカは説明し始めた。

ルサルカ「おぬしはマナの剣に選ばれた。マナの力は人一倍あるはずじゃ」

ランディ「でも、それなら……」

ルサルカ「話は最後まで聞け。……これはあくまでワシの予想じゃが、おぬしの場合はマナの力を任意に発散する手段が無く、体に溜まっておるのじゃ。一度発散すれば、やり方を体が覚えるはずじゃ」

そこでコホンと一息つくルサルカ。
そして少し頬を赤らめながらランディから目を逸らし、ジェスチャー混じりに言葉を締めた。

ルサルカ「だから、こう……シュッシュッとして、パァーッとじゃな……」

右手を再び動かしながら、言葉の終わりはもう蚊の鳴くように小さいボリュームになっている。

ルサルカ「わ、わかったか?」

少しやつれた感を漂わせながらルサルカが言うと、ランディは背中をつけていた壁から一歩前に進み、真面目な顔で大きくうなずいた。

ランディ「わかりました! 頑張って射精します!」

ルサルカ「あぁ、うん……何でそんなに張り切っておるのかわからんが、もうどうでもいいわい」

ルサルカは赤くなって、おまけにやつれた顔でスタスタと祭壇から離れて行き、祭壇の隅にある個室のドアへと手を伸ばした。

ルサルカ「終わったら呼んで欲しいのじゃ」

ランディ「はい!」

ランディの答えを背中に聞きながら、ルサルカは逃げるように個室の中へと消えて行った。


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