過去ログ - 【Fate】汝、自らを以って最強を証明せよ【コンマで聖杯戦争】
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782:1 ◆otXcqJ9cB.[saga]
2012/04/22(日) 13:26:38.98 ID:Cv7dBBHco



セイバー(あの男は、危険すぎる……)


剣の英霊、アルトリア・ペンドラゴンは目の前を行く男をそう評した。

バーサーカーのマスターであり、誓約によって自らのマスターである凛に協力する男。

その戦闘手段も経歴も、セイバーの知る『前回のマスター』と何処か合致していた。

ランサー陣営への突如の発砲、ランサーのマスターの少女を薄く研がれたナイフのような瞳で捉える。

あの男と同種の存在なら、やりかねない。

あの時、工場跡地での戦いのように。

聖杯を、世界を呪い消えたランサーの繰り返しを起こしかねない。

そう、セイバーは直感した。

あの男は、決して『容赦しない』のだ。

事を成すためならば罪も無い人も殺そう、人倫も破棄しよう。

そういう狂人だ。

少し強く手を握る。

あの所業をまた起こさせる訳にはいかない。

ただそれだけをセイバーは誓う。

ふと、男が一瞬振り返った。

セイバーを見る目は、何処か鈍い鉛色をしている。

その視線に宿っているのは、嘆きだろうか?

セイバーはゆっくりと、それを睨み返していた。










「(セイバーは何故、俺は睨んでいるんだろうか…?)」


まぁ、貴方はそんなことを考えてたのだけど。




《セイバー の評価、END》


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