過去ログ - 男「惑星クレイでカードファイト」【ヴァンガード】
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5: ◆0P69WzWl.g[saga]
2012/04/22(日) 02:50:56.68 ID:1pLG7N/mo
 騎士王の疑いが募る前にと、男は立ち上がり扉に向かう。その表情はあらゆる疑惑を邪推に変える鉄壁の堅物っ面であった。騎士王には背中しか見えていないが。
 失礼――無駄にイケメンな声で退室を告げる。冷や汗をかきながら。

男(危うくリミットブレイクするところだった……ダダ漏れにならないようにしなければ)

 騎士王からは追及も非難もなく、ただ労いの言葉がかけられた。心の中でだけ胸を撫で下ろす。
 目の前には暴走の原因、エレインがいる。なんとか気持ちを落ち着け、出来る限りの力で最高の笑顔を作る。

男「君が色々教えてくれるんだよね?」ニコッ

エレイン「申し訳ありません先導者様。聞こえていました」

男「」

エレイン「ぺろぺろ……とは、何でしょう」

男「」

 絶望であった。ただ、絶望であった。
 惑星クレイでの青春が終わった瞬間である。男は回想する――クラスで人気のあの子に告白し玉砕した日を。「え、きもちわるい……」と言われた失意の日を。

男「う、おおぉおぉお……」

エレイン「せ、先導者様……?」


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